業務用酒類で居酒屋に貢献する提案を 原価抑え多彩な展開 アサヒビール

アサヒビールは19年、業務用酒類の提案をより進める考えだ。外食市場は昨年11月から微増回復基調とみるが居酒屋業態は苦戦を続けており、居酒屋に貢献できるという提案を揃えている。

その例が東京2020オリンピック・パラリンピックのゴールドパートナーである同社ならではの「555ジョッキ(アサヒビールオリジナル東京2020オリンピック555㎖ジョッキ)」だ。五輪の“5”と、オリンピック・パラリンピック競技数の合計“55”を合わせた555“のジョッキを展開しており、価格上昇などで小容量化していたジョッキから置き換えることで1杯目のボリュームをアップさせるとともに、五輪機運の盛り上げを図っている。

「アサヒスーパードライ『東京2020大会応援ラベル』」瓶も既に首都圏や中国地域で展開。1月18日には愛知県限定ラベルも発売、今後も拡大展開していく考えだ。

また、2杯目以降が他の酒類へ流れていることから、それらの需要にも対応。ビールで2杯目需要に応えようという、ビールでつくったサワー「ビアハイ」は、グラスに入れた氷・ビールに柑橘類を加えたもの。氷を使うことで原価率を抑えられる上、ビールだけを飲んだ際の満腹感で食事が進まないといったことも回避できる。

またデザートドリンクとして“ビールの泡とリキュール”で造ったカクテル「ビアシェイク」や、ビールとカルピスをかけ合わせた「ダブルカルチャード」も提案する。

サワーでは「樽ハイ倶楽部プレーン」をそのまま使うことで低原価となる「樽ハイプレーン」、ハイボールでは乙類焼酎「金黒」を炭酸で割ることですっきり飲みやすくなる「金黒タンサン」などを揃えている。

若年層は飲食店で提供される季節に合った飲み方に関心があることからコト提案も仕掛け、フルーツをキーにした飲み方として「カンパリシードルスプリッツ」などを用意。春にはピンクのドリンク、夏には暑い時期に飲みたい価値「炭酸割り」と夏に合うフルーツで作った飲み方などを提案し、量販・業務用共同で同じキービジュアルで発信したいとしている。