スティック飲料の価値強化 味の素と技術融合で AGF

味の素AGF社は、単身世帯の増加や働く女性の増加などの社会環境の変化を背景に、春夏に向けても引き続きスティックカテゴリーを強化していく。

8日、本社で開かれた春季新製品発表会で石川裕取締役副社長執行役員は、市場活性化策の骨子として、外食をはじめとするアウトホーム(家庭外)トレンドの取り込みとパーソナルニーズへの対応――の2つを挙げた。

この中でパーソナルニーズについては「フレーバーラインアップの強化だけではなく、“AGFスペシャリティ(高付加価値)”として焙煎技術、造粒技術、エンハンサー技術に合わせてお得意先さまのソリューションを提案していく」と語った。

ソリューション提案の一例としては、各地の名産などと組み合わせたエリア限定のコラボ商品などがあり、今後強化していく構え。

スティック市場での価格攻勢については「ブレンディ カフェラトリー」などのプレミアム商品で価格維持を図る。「ブレンディ」も「スペシャリティを発揮し価格的なものを克服していく」。

春夏新製品(ブレンディ)

スペシャリティで特筆すべきは昨秋に、親会社である味の素が持つクリーミングパウダーや旨みの技術を融合して「ブレンディ」スティックを刷新した点。春夏に向けては“冷んやりクリーミー”をうたったアイスシリーズと「ブレンディ カフェラトリー」スティックシリーズの新製品を新発売する。

「ブレンディ」スティックアイスシリーズは、香りとコクを強化。ラインアップも拡充し「アイスカフェオレ」「アイス紅茶オレ」の既存2品に「アイスエスプレッソオレ微糖」と「アイス抹茶オレ」の2品を追加した。

「ブレンディ カフェラトリー」の新製品は「濃厚クリーミーカプチーノ」と「芳醇グレープフルーツティー」の2品。この中で味の素の技術を融合させたのは「濃厚クリーミーカプチーノ」で濃厚なミルク感を実現。同商品はそのほかコーヒーと甘味のバランス、味の素AGFの技術による豊かな泡立ちが特徴となっている。