コカ・コーラなど値上げへ 利益出しにくい業界 各社追随の見通し

コカ・コーラ ボトラーズジャパンは4月の出荷分から一部製品の価格改定を実施する。対象品目は「コカ・コーラ」「綾鷹」「アクエリアス」など主要ブランドの大容量を中心とした30~40SKU。希望小売価格の改定額は20円。「コカ・コーラ」2ℓPETの場合、340円が360円に改定される。

物流費の高騰と原材料価格の上昇が背景で、特に大容量製品は1ケース6本入りと入数が少ないことから物流の足かせになっている。仮に1ケース当たりの送料が600円だとすると、1ケース24本入りの小容量が1本当たり25円であるのに対し、大容量は1本当たり100円の送料負担となる。

清涼飲料は、最需要期の夏場に向けて予め工場で製造・備蓄していることから物流量が多く、そのコストの割には販売単価が安すぎるのが全般的な課題。そこへ昨年は自然災害による生産・物流機能が業界全体で混乱状態に陥り収益を圧迫した。

ペットボトルのもととなるペットレジンや原材料価格は高騰し、そこへ消費増税がコスト面で追い打ちをかけることから各社の追随が予想される。