塩、価格改定は必然

塩の値段が全体的に今年から上がりそうな気配である。国内塩については既に値上げを実施済みだが、もう一つの業務用塩種である輸入塩に関しても1月から大手商社が値上げを実施する。輸入塩の粉砕加工・再製メーカーは軒並み値上げする方針を打ち出している。

▼輸入塩では、隣国・韓国においてマイクロプラスチックの問題が指摘され、一時期的に話題となった。韓国の大学が調査・分析したところ、輸入した塩にマイクロプラスチックが含まれていたという。これを大手マスコミが報道し、日本の塩企業にも問い合わせが増えた。

▼そもそもマイクロプラスチックの定義が曖昧であり、マイクロがどのくらいか基準がない。国内では輸入塩を食用に使用する場合は一度溶解・濾過しているケースが多いので、プラスチックが入る心配はほとんどない。

▼イオン交換膜製法はその名の通り、海水を濾過した後にイオン膜を通すので、海水由来の異物の心配はする必要性もないだろう。国内塩も輸入塩も、他国にないほど徹底して安全性が守られている。そう考えると、今年から始まる価格改定の必然性がうなずける。