“森”となり難局打破 東京で酒類食料品業賀詞

酒類・食品メーカーならびに主要卸で構成される酒類食料品業懇話会は5日、東京・中央区のロイヤルパークホテルで恒例の新年賀詞交歓会を開催した。出席者は会員各社のトップら263社900人強。東日本地区の業界新年会としては最大規模。

同会会長の國分勘兵衛氏(国分グループ本社会長)は冒頭あいさつで「昨年は自然災害の多い年だった。年明け後も熊本で大きな地震が発生した。残念だが日本列島では災害が当たり前になりつつある」とし、食のライフラインを担う会員各社にさらなる備えを要望。

國分勘兵衛会長(国分グループ本社)
國分勘兵衛会長(国分グループ本社)

また、「今年は新しい天皇陛下が即位されるおめでたい年ではあるが、内外で経済的緊張の高まりが予想される。皆さんとともに“森”となってこの難局を乗り切りたい」と述べ、業界としての協調・結束を呼びかけた。

続いて会場の29人の年男を代表して味の素社長・西井孝明氏があいさつ。「(今年の干支の)己亥は枝葉を広げた木が次の本格的な成長に向けて力を蓄える年だという。年末年始の新聞各紙もインターネットオブシングス、AI、ロボティクスといった新技術を取り入れて変革に備えるよう、経営者に求めていた。それが進めばシェアリングエコノミーのような競争を超えた企業間の協調も可能になる。今年はまさにそうした“森”を作る年だと思う。業界全体の生産性向上に向け、会場の年男の活躍に期待したい」と述べ、力強く乾杯発声を行った。