ブルボン吉田康社長 藍綬褒章受章祝う

平和、減災、健康の3本柱 社会貢献が本業のど真ん中

ブルボン吉田康社長が平成30年度秋の褒章に際して、藍綬褒章受章したことを受け、全国ビスケット協会伊藤雄夫会長を発起人代表として記念祝賀会を12月23日、ホテルニューオータニ長岡にて開催した。発起人は他に、柏崎法人会坂井好道副会長、健康ビジネス協議会大西孝会長代行、新潟県環境衛生中央研究所郷周一理事長、ブルボン田記念財団会田洋氏、ウォーターポロクラブ柏崎西川正純理事長、ブルボングループが名を連ね、参加者は総勢176名に上った。菓子業界を代表する全国菓子卸商業組合連合会関口快流理事長、首都圏お菓子ホールセラーズ二木正人理事長、全日本菓子協会川村和夫会長、全国米菓工業組合槇春夫理事長らも出席した。

伊藤会長あいさつ

田氏はビスケットをはじめとする菓子業界の発展、地域経済への貢献などの功績により藍綬褒章を受賞され、ビスケット業界にとっても大変な名誉である。ビスケット業界のトップランナーとして菓子業界を先導し、地震・災害に際して緊急食料の供給、救助物質の支援を積極的に取り組んできた。平成16年10月の中越地震、平成19年7月の中越沖地震に際して救助、復興支援により、2度に渡り紺綬包装を受けている。東日本大震災、阪神淡路大震災、中国・トルコ地震など内外への復旧支援で農林水産大臣感謝賞をはじめ多くの表彰を受けてきた。

ブルボンは大正13年、関東大震災で東京から地方への菓子供給が全面ストップし、この窮状を見て、地方にも菓子の量産工場を作ろうとの決意に基づいて創業した。この創業時の精神が今日まで脈々と継承している。ルマンドを継承すると同時に、アルフォートをもう一つの柱に育て上げ、ビスケットトップメーカーの地位を確立した。田社長の実業家としての資質、先見性が高く評価され、平成16年から全国ビスケット協会副会長を務めている。

協会では、会員の若手社員を対象に工場見学やセミナーに自ら積極的に参加してきた。私の父も3代前の協会会長としてず田社長のお父様に相談して問題解決をしてきたが、私も田社長に相談させて頂いている。ビスケット原料は海外に比べて非常に割高であり、ドイツと比べると小麦粉1.9倍、砂糖2.3倍、バター3.2倍である。

このため製品に平均24%の優遇税が付いているが、日欧EPA、TPP11が発効し、6年間かけて関税がゼロになるという非常に厳しいことが起きてくる。こうした中で私どもビスケット業界がどうやって生き延びていくか、これも田社長と考えて、何か良い方法を見つけていきたい。ビスケット協会は昨年90周年を迎えたが、田社長には今後もビスケット業界をリードして頂けますようお願いする。

田社長の謝辞

11月14日に農水省に行き、褒章と賞状を頂き、バスで皇居に行った。御礼会を本日にしたのは、平成天皇をお祝いするのが今回で最後になるからである。来年は平成もなくなり、ものすごく大切な日と思った。

当社は関東大震災から1年後に創業し、今11月で95周年目に入ることになった。初代は今のベンチャーではなく社会事業者だったと考えている。ビスケットや米菓など県内同業といろいろなことを指摘し合いながらレベルアップを図ってきたと聞く。初代が大正から昭和前半まで、2代目は体が弱く短かったが職人気質で頑張ってくれた。3代目は敗戦時満州から引き上げ上場された会社を引き継いで平成の初めまでやってくれた。私が4代目として平成を引き継ぎ来年元号が変わる。

平成になりブランドを社名にしてブルボンとして30年となる。大正、昭和、平成と引き継ぎ、新元号に移る中で、これからどうするかを考えると、社会に役立つことをすることが本業のど真ん中と考える。菓子、水、チルド、冷凍と全温度帯全カテゴリー、口に入る物は何でもやると。ただ、その際に私ども独自、地方初、災害時に役立てるものにしていこうということが本業だとやっている。

当社のコンセプトは第一に平和を推進・維持する活動に関わる、武器を作る活動には関わらない。第二に防災する力はなくても減災することを必死に考える。次に健康。新潟県が健康立県であり、もっといろいろなことをやらなければならない。この3つが平成天皇が歩まれた根幹の柱であり、これを見本に具現化していくかを考えながらやっていく。皆様にはよろしくお願いしたい。

〈田氏経歴・団体公職歴〉

昭和30年5月広島県広島市生まれ。昭和54年3月名古屋大学農学部卒業と同時に北日本食品工業(現ブルボン)入社。平成8年1月社長就任。ブルボン田記念財団理事長、全国米菓工業組合理事、日本チョコレート・ココア協会常務理事、全国ビスケット協会副会長、全日本菓子協会常務理事、国策研究会理事、新潟県健康ビジネス協議会代表理事会長、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎理事、新潟薬科大学客員教授、新潟県環境衛生中央研究所会長、柏崎法人会会長、新潟工科大学理事、食の新潟国際賞財団副理事長、日本モンテネグロ友好協会理事長。