「平成」から新元号へ、変わるコトと変わらぬコト

30年経っても変わるコトと変わらぬコトがある。昭和天皇が崩御された1989年1月8日午前0時から始まった「平成」は、残り5か月を切った。元年の初日、街頭でスナップ写真を撮りまくった覚えがある。いつもは賑やかな銀座界隈も自粛ムードが漂い、街は暗さで覆われていた。

▼新元号が施行される予定の今年5月1日は、自粛とは無縁の祝賀ムードに包まれるはずだ。公式行事や各種イベントが実施され、大型連休と重なって、経済効果は計り知れない。

▼米国ではブッシュ大統領が就任し、中国では天安門事件が勃発し、ベルリンの壁が崩壊したのもこの年だったが、30年経っても米中貿易戦争を中心に3国間のギクシャク状態は変わらない。

▼初の消費税導入(3%)も平成元年で、政府は財源捻出に苦労したが、今年10月の消費増税10%も変わることなく生みの苦しみを味わっている。当時流行ったテレビコマーシャルは栄養ドリンクの「24時間戦えますか」。30年経った今は働き方改革が進み、働く時間を削ってでも休む時間にあてるライフスタイルに変わった。