チリ産サーモン供給体制強化へ 豚・鶏も対日輸出拡大 アグロスーパー

豚・鶏肉をはじめ、サーモンや加工食品などの生産・販売を行うチリの総合食品大手アグロスーパーでは、10日に都内のホテルで日本の得意先を招き年末謝恩会を開催した。

同社の日本法人で、日本市場での販売を担うアンデス・アジアの高宮アンドレアス社長は、あいさつで「昨今の世界的トレンドとして、持続可能な供給が年々求められるようになってきている。当社のポリシーとしても、良い商品をお届けするだけでなく、持続可能なお取引、環境に配慮した生産に注力してきた」と表明。持続可能な生産・販売への環境整備に努めていることを説明し、とりわけ今年大きな投資を行ったサーモン事業については、日本向けの供給を強化していく方針を述べた。

セールスマネージャーのマシュー・ホフマン氏によれば、同社の食肉製品は豚・鶏とも生産数量拡大に伴い輸出量も伸長。豚肉については、今年はバラ、肩ロースなどの基本部位に加えてレッグボーンや背油といった副産物の提案も強化した。また飼料から一貫生産を行う鶏は、エアーチラーの導入により解凍時のドリップが少なく歩留まりが高い点が好評。今年は鶏モモ正肉の試食会を行うなどして業界向けにアピールした。

サーモンについては、今年は銀鮭・アトランティック合計で約7万tの生産数量となる見込み。チリ最大手のサケ・マス養殖業者であるアクアチリ社の買収について合意したほか、増築中のサーモン加工工場も来年3月に稼働予定としている。