日本初の「塩こうじ」授業 発酵の知識と調理法を学ぶ ハナマルキ

ハナマルキは7日、東京都北区立王子第五小学校で「塩こうじ教育授業プログラム2018」を開催した。小学5年生に向けて、日本の伝統調味料・塩こうじにまつわる発酵の知識と調理法について授業を行った。

近年では加工調味料として認識されがちな塩こうじだが、実は天然の発酵調味料であり、古来万能調味料として日本の家庭で親しまれてきた。

みそ・醸造製品メーカーのハナマルキはこうじに含まれる酵素の働きによる“素材のうま味を引き出す”可能性に着目し、粒状タイプの「塩こうじ230g」をはじめ、独自の製法(特許取得)で液体化した「液体塩こうじ」を発売している。

今回のプログラムでは日本の伝統調味料を子供の時から知ってもらうため、発酵食品に関する基礎講座と、塩こうじの講義を行い、さらに「液体塩こうじ」を使った調理実習を行った。実際に「液体塩こうじ」に漬けた豚肉と漬けていない豚肉を食べ比べることで、塩こうじの科学的な効果を体験した。

自分たちで炒めた豚肉を食べ比べ
自分たちで炒めた豚肉を食べ比べ

自分たちで炒めた豚肉を食べ比べた子供たちからは「塩だけだとかたく感じたけど、塩こうじで漬けた方はすごくやわらかくて、火が通るのが早かった」「塩こうじで漬けた方は甘かった」「香ばしかった」などの感想が聞かれた。塩こうじを使うと、酵素の力で肉がやわらかく仕上がる。また、糖の力で甘みが出るため野菜に使用しても旨みが増す。

2012年に発売開始した「液体塩こうじ」は、日本の伝統調味料である塩こうじを同社独自の製法で液体化した。液体化により生まれる、計量しやすい、混ぜやすい、溶けやすい、焦げにくいなどのメリットで好評を博している。この利便性により、鍋料理やドリンクなど利用できる料理のバリエーションが増え、定番調味料として定着しつつある。

利便性が好評の「液体塩こうじ」(ハナマルキ)
利便性が好評の「液体塩こうじ」(ハナマルキ)

同社が今年8月から来年3月まで、全国のABCクッキングスタジオ他で開講しているハナマルキッチン2018では同商品の特徴を生かして、季節のさまざまなレシピを紹介し、実際に調理体験もできる。今回の小学校での教育授業プログラムはこのハナマルキッチンのジュニア版と言えそうだ。

同社の平田伸行取締役マーケティング部長は「小学生の皆さんに味の違いが分かってもらえてうれしい。初めての試みだったが、希望される小学校があれば今後も実施したい」と述べた。