紫の光を浴びて… 惣菜と一体型の野菜工場 セブン‐イレブン

紫色のLEDライトを浴びて育つのは大量のリーフレタス。セブン―イレブン向け惣菜の専用工場と一体型の施設として開設された「相模原ベジタブルプラント」(神奈川県相模原市)が、来年1月から稼働を始める。

運営するプライムデリカでは、玉川大学と共同開発したLED光制御技術による高付加価値な野菜の生産に取り組む。紫色の光を照射することでレタスに含まれるビタミンCを増加させ、栄養機能食品として販売できるレベルを実現したという。安川電機の技術により、各工程で自動化技術を採用している。

「販売が拡大するチルド弁当では、従来の弁当以上に高品質な素材が使えるようになった。ただ近年は農家の減少を背景に良質な原材料を安定的に仕入れることが難しくなってきている。この工場ができたことは大きな第一歩と期待している」(セブン―イレブン・ジャパン 古屋一樹社長)。

露地栽培のように天候の影響を受けず、同面積で年間約100倍のレタスが生産可能。密閉型の栽培室は虫や病原体が入らず農薬が不要、工場直結のため鮮度や衛生状態を保ったまま商品化できるなど利点が多い。

当面は神奈川県内の一部店舗でサラダとして販売し、順次エリアを拡大。いずれはカット野菜やサンドイッチなどの展開も視野に入れる。レタス3品種のほか、ホウレンソウやパクチー、イチゴなども生産に向け開発中。フル稼働に入る20年春頃には、日産3tの供給を計画する。