ファミリーマート統合完了 約5000店をブランド転換 「いよいよ一つの会社に」

ファミリーマート(FM)は11月30日、国内すべての「サークルK」「サンクス」の営業を終了、FMへのブランド統合を完了した。同社は16年9月の経営統合を受け、看板の一本化を推進。当初計画から約3か月前倒しとなる2年3か月で、約5千店舗のブランド転換を実現した。「サークルK」「サンクス」は、ともに1980年に1号店を開業したが、ここに38年にわたる歴史に幕を下ろすこととなった。

「いよいよFMは一つの会社になる。今までは統合を優先事項の第一としてきたが、これからはワンファミリーマート。一つのブランドとして、もっと良い商品、地域に根差した素晴らしいサービスを展開していきたい。ここからが本当の勝負。今以上に社員、加盟店一丸となり頑張っていく」。11月29日、「サークルK尾西開明店」(愛知県一宮市)で開かれた統合完了報告会見で、同社・澤田貴司社長は新たな決意を語った。

16年9月の新生FM誕生以降は、看板統一に先駆けて17年2月末に商品、同6月末には物流拠点の統合を実現。ブランド転換に関しては16年9月の転換第1号(東京、名古屋、大阪の各1店)を皮切りに、ハイペースで取り組みを進めてきた。これはam/pm転換時と比べ5倍以上のスピードだという。過去に例を見ない大規模なブランド転換に向け、同社では400人を超える社員を専任部署に配置した。

ブランド転換店の平均日販は、転換前と比べ平均110%、客数も同112%と伸長。また、転換2年目を迎えた店舗も前年比102%と好調を維持しているとのこと。

ただ一方で、統合作業を最優先したことにより、既存店へのバックアップや新規取り組みへのパワーがある程度削がれたのも事実。業界トップであるセブン―イレブンとの日販差を埋め、課題とする中食部門を中心とした商品力の一層の強化をどう図っていくのか。来期以降の展開に注目だ。