好奇心こそ元気の秘訣

「空をこえて ラララ 星のかなた ゆくぞ アトム ジェットの限り…♪」。何十年かぶりで「鉄腕アトム」の主題歌を口ずさんだ。詩人で、同曲を作詞した谷川俊太郎さんの朗読会でのこと。

▼朗読会の最後、谷川さんご自身が歌ってくださったのに合わせ、場内大合唱となったのだが、改めて口ずさんでみると、元気の出るいい曲であったことを思い出した。

▼谷川俊太郎さんと言えば、既に文学史にその名を刻む日本を代表する詩人だが、今年86歳になられたという。第一詩集「二十億光年の孤独」が刊行されたのは1952年、今年刊行された最新詩集「聴くと聞こえる」まで、実に66年にわたり、詩人として第一線で活躍されていることになる。

▼「スヌーピー」「マザーグースのうた」などの翻訳家としても知られ、絵本作家、脚本家など谷川さんの多才ぶりには驚かされるが、朗読の合間のお話を聞いていて感じたことは、「好奇心」と「行動力」が谷川さんの元気の秘訣なのだろうということ。食はもちろん重要だが、頭と身体を含めたバランスが、健康寿命延伸のポイントと改めて思った。