“新しい”アミノ酸素材 アミノ酸プライムミックス提案

「アミノ酸プライムミックス研究会」が21日に発足。これを記念し同日、都内でプレスセミナーが開催された。同研究会は、個々のアミノ酸が持つ作用を研究開発により最適な組み合わせに調合する“新しい”アミノ酸素材「アミノ酸プライムミックス」の研究を通し、筋肉、胃腸、免疫力、疲労など生活する上でのさまざまな課題を解決する狙いだ。

超高齢化社会の到来とともに、高齢者の筋肉の衰えに起因する運動機能の低下を示す「サルコペニア」「フイレル」「ロコモ」といった言葉が広く知られるようになってきている。筋肉は20代をピークに徐々に低下、40代以降は急激に減少することが知られているが、筋肉は加齢とともに鍛えづらくなるため、若いうちからの対策が急務となっている。

同研究会では発足に合わせ、若年層でも実感しやすい筋肉老化として、「顔面のたるみと筋肉老化」についての試験を実施。21日のセミナーでは試験の結果と新たなエビデンスを発表するとともに、筋肉合成メカニズム、アミノ酸とたんぱく質(プロテイン)の違いや、顔面の筋肉を鍛える運動など、アミノ酸プライムミックスに関するさまざまな情報を提供。合わせてアミノ酸プライムミックス素材を配合した商品を展示した。

セミナーではまず、太田博明山王メディカルセンター女性医療センター長が同研究発足の背景について説明。この中で太田氏は、個々のアミノ酸が持つ作用を最適な組み合わせに調合するアミノ酸プライムミックスの有効性を、研究者の視点からエビデンスを交えながら、世の中に広く情報発信していく考えを表明。

アミノ酸プライムミックス素材を配合した商品
アミノ酸プライムミックス素材を配合した商品

続いて、「加齢による顔面のたるみと筋肉老化に関する基礎的研究」を国際医療福祉大学医学部准教授の奥田逸子氏が発表。放射線科医でもある奥田氏は、CTやMRIを使用することで顔面加齢の内部構造を明らかにするとともに、画像診断技術により目元のたるみを評価するという新たなエビデンスを発表した。

立命館大学スポーツ健康科学部の藤田聡教授は、「筋肉老化課題解決に有効なアプローチ」をテーマに講演。この中で藤田教授は「アミノ酸は筋肉の素材であり筋肉合成を刺激するスイッチの役割を担う」「筋肉の合成刺激に必要なのは必須アミノ酸」などとアミノ酸と筋肉合成の関係を説明した。

これに続き、小林久峰味の素グループエグゼクティブプロフェッショナルが「アミノ酸プライムミックスの可能性」をテーマに講演した。小林氏はこの中で、「サルコペニア」(加齢に伴う筋量と機能の低下)に伴うリスクを説明した上で、ロイシン高配合型必須アミノ酸(Amino L40)が、少量で高齢者の筋タンパク質合成を促進し、サルコペニアが顕在化している75歳以上の155人の高齢者女性を対象として、RCT研究、レジスタンス運動とAmino L40を組み合わせた群において、高齢者の筋量、歩行速度、筋力が優位に改善した事例を示し、ロイシン高配合型必須アミノ酸(Amino L40)の摂取は、高齢者において効率的に筋タンパク質の合成を引き起こし、筋量、筋力、身体運動能力を改善すると結論づけるとともに、サルコペニアの予防・改善には運動トレーニングとの併用が有効的と結論付けた。

最後に奥田氏が筋肉老化によるたるみ改善エクササイズを披露した。