頑張る女性がターゲット 新市場開拓に向けた一歩を 東洋ナッツ食品

東洋ナッツ食品(神戸市東灘区・中島洋人社長)は創立60周年を迎える2019年に向け、さまざまなブランディングにチャレンジしている。その一環として『頑張る女性』をターゲットにした「Terra・grano(テラグラーノ)アーモンド」(内容量25g×5個)、「同クルミ」(18g×5個)を10月1日に発売(各1千円)。60年積み重ねてきた同社の技術を集結させ新たな市場開拓に向けた一歩をスタートした。

「Terra・grano」の開発経緯、商品特徴などについてフロンティア開発室グループマネージャー大津山リカ氏に聞いた。

「ブランドは細部に宿る」具現化 大津山氏の話

ナッツ業界は450~500億円くらいの市場規模。輸入を始めた当初は取り扱う企業も少なかったが、健康・美容ブームの後押しで年々取り扱い企業は増加、品質重視ではなく見た目重視の商品も市場に増えた。そこで東洋ナッツが60年間積み重ねてきた技術や品質の良さに見た目のオシャレ感を合わせた新ブランド「Terra・grano」を立ち上げることとなった。

「Terra・grano」のアーモンドとクルミ(東洋ナッツ食品)
「Terra・grano」のアーモンドとクルミ(東洋ナッツ食品)

「Terra・grano」の企画は昨年夏頃からスタート。当社社長の『ブランドは細部に宿る』という信念を形にした商品といえる。コンセプトの「忙しすぎ、頑張りすぎ、我慢しすぎ。『すぎる』あなたにちょうどいいスタイル」を軸にお客さまの使用シーンを想定、シーンに合う容器形態や形態が生きるデザインを決めていくなど、すべての工程で熟考し最高を積み重ねていくことに重点を置いた。

「Terra・grano」は、当社オリジナル製法の品質・味の良いナッツを、空気を抜き窒素ガスを入れる新鮮充填パック製法によってオリジナルの容器に閉じ込めた。これによりナッツの酸化を防ぐことができ、出来立てのフレッシュな味や香りをそのつど味わっていただける。

社長の指示で今年7月の社内プレゼンまでは担当者のみの情報制限をかけていたため、営業面の強化はこれからだ。ヨガスタジオやスポーツジム、美容院など価格ではなく商品の価値で販売できる新たな販路を模索している。また、個包装になっており酸化しないという特性を生かしてバーなどのナイトシーンでの展開も視野に入れている。

「Terra・grano」では女性のリラックスタイムへのアプローチ、1個に1日の推奨量が入っている手軽さなどをアピールし新たなファンづくりを行っていきたい。最終的な目標は東洋ナッツの認知拡大を掲げている。SNSや専用HPを通した訴求も強化しながら、頑張っている女性がリラックスする時にそっと寄り添える商品として拡販を目指す。