東北の高校生、FDスープのアイデア競う 優勝は「宮城の冬越し松葉汁」

東洋水産は17日、東北6県の高校生を対象にしたフリーズドライカップスープのアイデアコンテスト「スマイル“フード”プロジェクト in 東北2018」決勝大会を開催した

当日は、過去最多となる応募130チームの中から書類選考で選ばれた6チーム(1チーム3人)が同社本社に参集。プレゼンテーション審査、事前に加工したFDスープと、審査会場で実際に調理したスープによる試食審査などに臨んだ。

沖斉常務取締役ら審査員が、「おいしさ」「独創性」「地域色」「カップスープとしての実現性」などの視点で審査した結果、郷土料理「松葉汁」をインスタ映えするようアレンジし、若者に発信することを狙った「宮城の冬越し松葉汁」(宮城県農業高校/農業経営者クラブ)が優勝。「脱短命県」をテーマに、海藻をふんだんに使用し、健康感のあるスープに仕上げた「~八戸の魅力たべてけろ~海藻ごっつりワンタンスープ」(青森県立八戸商業高校/八戸海藻計画)が準優勝に輝いた。

優勝した宮城県農業高校農業経営者クラブのメンバーは、同校食品化学科に学ぶ3年生の女子3人組。メンバーのうち2人は昨年も本大会に出場している。昨年は惜しくも準優勝に終わったが、「昨年は準優勝でとても悔しかった。今回は自分たちも知らなかった松葉汁を自分たち若者目線で広めたいという思いでチャレンジし優勝できた」「松葉汁を広めたいということで考えたが、若者にも受け入れられるという点でとても苦労したが、その点ではうまくできたのではないか」などと喜びを語った。同チームの作品は後日、商品化される予定だが、「ベースとなった食材をできるだけ使っていただければ」と要望した。

大会を総括した的場勉執行役員加工食品部部長は「今回は本当に僅差だった。地元代表ということもあり、郷土を盛り上げようという地元愛が素晴らしかった。優勝の決め手は、郷土料理を若者目線で仕上げ、プレゼンの中身も素晴らしかった点だ。2位の青森県八戸商業高校は、短命県返上という分かりやすいテーマだったが、出汁を取ることで塩分控えめながらしっかりした味に仕上げていた」などと講評した。

「スマイル“フード”プロジェクト in 東北」は、東北地方に多くの製造拠点を置いている同社が、食の未来を担う高校生による地域の食文化創造をサポートしたいとの考えに基づき、2015年から開催しているもので、今回で4回目。

なお、他のメニューと出場チームは、「どべっこ遠野野菜スープ」(岩手県立遠野緑峰高校/どべっこ3)、「親子丼!?スープ~秋田ver~」(秋田県立金足農業高校/MYA)、「だだちゃまめのほっこりスープ2」(山形県立庄内農業高校/チームほっこり2)、「うつくしまふくしま小野町の味『まんがこ風スープ』」(福島県立小野高校/2年 家庭クラブ)