菊池食品工業、FSSC22000認証取得 埼玉・函館の2工場で

惣菜メーカーの菊池食品工業はこのほど、埼玉工場および函館工場でFSSC22000認証を取得した。

同社は03年にISO9001認証を取得し、04年には埼玉工場において埼玉県食品衛生自主管理優良施設確認制度である「彩の国ハサップ」を合わせて取得し、品質マネジメントシステムの実行に取り組んできた。

こうした中で、2020年のHACCP制度化を見据え、食品安全の国際規格であるFSSC22000の認証取得に向けたプロジェクトをスタート。フードディフェンスへの対応などハード面の投資も進めながら、埼玉・函館2工場でFSSC22000の認証を取得した。

審査登録機関はSGSジャパン。認証日は埼玉工場が11月2日、函館工場が10月7日。生産品目は、埼玉工場が煮豆・豆昆布・くるみ製品・栗きんとん・豆きんとん・黒豆エキス。函館工場は昆布佃煮・小魚佃煮・惣菜・煮豆・栗きんとん。

埼玉工場は昭和58年、函館工場は平成4年に竣工。時代の変化に応じて常に工場の品質管理レベルを高めてきたが、竣工当時と現在では食品安全確保に求められる要求基準が異なり、認証取得に際してはハード面での設備投資や、環境対応の取り組みを強化してきた。

菊池光晃社長は「2工場での認証取得は当社にとってハードルの高いチャレンジだったが、全員参加で認証取得を目指して取り組んできた。これを機にさらなるレベルアップにつなげていく」と語った。

FSSC認証プロジェクトを担当した石坂宏業務部長(前埼玉工場長)は「今回の認証取得はゴールではなく、あくまでもスタート。今後も常に改善を図り、当社の品質方針である『高い品質と安全性を兼ね備えた商品の提供』に努めていく」と語った。

佃煮・煮豆業界は地域で活躍する中小メーカーも多く、FSSC22000を認証取得しているメーカーは数社ほど。菊池食品ではFSSC22000認証取得による輸出拡大は特段視野に入れておらず、主力チャネルの量販・生協向けの取り組みをさらに深め、「これまで以上にお客さまの食の安全・安心に対する期待に応え、競争力ある食品メーカーを目指していく」とした。