ヨーグルト上期概況 雪印メグ、森永堅調 明治、グリコ前年割れ

上期(4-9月)のヨーグルト市場は前年並みで推移したが、大手メーカーの売上高をみると森永乳業、雪印メグミルクが前年を上回る一方、明治、江崎グリコは前年を割っての折り返しとなった。

明治の上期ヨーグルト売上高は、前年比1.7%減の971億円。種別内訳は、プロバイオティクスヨーグルト(「明治プロビオヨーグルトR-1」「明治プロビオヨーグルトLG21」等)が4.7%減の521億円、(プロバイオティクス以外の)ヨーグルトが2%増の450億円(うち「明治ブルガリアヨーグルト」ブランド2.3%増の419億円)。

プロバイオティクスヨーグルトが苦戦したものの、プロバイオティクス以外は、4月の容量・価格改定を契機とするプレーンタイプの復調などもあり、前年実績を上回った。

下期はプロバイオティクスの成長路線回帰に向け、積極的なコミュニケーション施策を展開するとともに、プレーン、ドリンク、水切り(ギリシャヨーグルト)などのラインアップを強化、ヨーグルトトータルで拡売を目指す考え。通期計画は、ヨーグルトが4.6%増の880億円、プロバイオティクスヨーグルトが1.8%減の1千173億円。

森永乳業は4%増の300億円。新製品「トリプルアタックヨーグルト」のオンに加え、「ビヒダスヨーグルト」ブランド(3%増)、「森永のアロエヨーグルト」(1%増)が堅調に推移したものの、「濃密ギリシャヨーグルトパルテノ」(12%減)の不振が足を引っ張る形となった。

下期は「トリプルアタックヨーグルト」の育成・定着、「濃密ギリシャヨーグルトパルテノ」プレーンタイプの展開加速などにより、通期では4%増の520億円を目指す。

雪印メグミルクは6%増の304億円。機能性表示食品として新発売した「恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルトドリンクタイプ ベリーミックス/マスカット」や、特定保健用食品としてリニューアルした「恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルト」などの機能訴求のためのプロモーション強化も寄与した。

通期計画は12.3%増の630億円だが、達成のカギは、シリーズ売上高50%増を掲げる「恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルト」ブランドが握る。

大手3社に続く江崎グリコの上期ヨーグルト売上高は8.3%減の120億円と落ち込んだ。「BifiXヨーグルト」「朝食りんごヨーグルト」といった主力ブランドの前年割れが響いた。上期の業績を受け、通期業績予想を7%減の229億円に修正した。