カカオポリフェノール、閉経後の健康維持に貢献か 明治が研究成果

明治は10月9日、東京都内で東京医科大学との共同研究に基づく、カカオポリフェノールの継続摂取により閉経後女性の健康リスクを予防する可能性について研究発表を行った。

東京医科歯科大学の寺内公一教授(産婦人科)と東京医科大学の冨山博史教授(循環器内科)が登壇、発表した。寺内氏は女性ホルモンの分泌量が閉経で乱れたり枯渇したりすることで高血圧・高血糖・高コレステロールといった3高危険性が高まるといい、更年期症状や骨粗鬆症のほか、心血管系疾患のリスクが高まることを指摘した。

冨山氏は女性の死亡原因1位といえる心血管系疾患制圧の重要性を指摘。閉経による女性ホルモン分泌量低下で、活性酸素などから体を守る盾が失われるといい、閉経後女性がカカオポリフェノールの摂取でインスリン抵抗性などが改善、食事や運動とともに3高リスクの悪化を防ぐ可能性を、愛知県蒲郡市で行った大規模試験の例を元に報告した。

試験ではカカオポリフェノールを4週間摂取した閉経後の女性において、インスリン濃度の低下、血圧やLDL-コレステロールが有意に低下したことが確認できたといい、カカオポリフェノールが閉経後の疾患リスクが高まった女性の体に作用し、健康な身体の維持が期待できるとしている。