有楽町に「ライブキッチン」 3巨匠が実演、食文化の国際交流を体感 キッコーマン

キッコーマンは、11月1日に料理実演を楽しみながら世界の料理が「融合」した新スタイルのレストラン「KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO(キッコーマンライブキッチン東京)」を東京都千代田区有楽町にオープンするが、それに先立ち25日記者会見を開催した。

毎月、異なるジャンルのシェフ・料理人2~3人がタッグを組み、新たな料理の開発に挑むことが特徴で、当日はキッコーマンの堀切功章社長(CEO)と菊乃井の村田吉弘氏、ホテル・ドゥ・ミクニの三國清三氏、Wakiya一笑美茶樓・Turandotの脇屋友詞氏、服部学園の服部幸應理事長の巨匠が肩を並べ料理への思いなどを語った。

同店は、銀座・有楽町の境界にある数寄屋橋交差点そばに開業するヒューリックによる複合商業施設「ヒューリックスクエア東京」の地下1階に開業。周辺は買い物客だけではなく、外国人観光客やビジネスマンも多い。

堀切功章社長(キッコーマン)

提供料理は、和食を軸にフレンチ、イタリアン、中国料理などを組み合わせ、国内外で活躍するシェフ・料理人が開発した「融合」をテーマにしたコース料理。実演やトークと一緒に楽しめるなどエンターテインメント性を重視。コース料理は全国の自治体とのタイアップによる各地の特産品を月替わりで提供する。11月1日からは3氏がコース料理を提供し、第2弾以降も有名シェフが担当する。

客席は70席、料金は1人1万円から1万5千円。既に9月1日からインターネット予約を開始している。入り口にはスーベニアショップとカフェを設置。運営会社はキッコーマンレストラン、「うかい」が運営をサポートする。記者会見で5氏は次のように語った。

堀切社長 キッコーマングループは、経営理念のひとつに“食文化の国際交流”を掲げており、和食やフレンチ、中華、イタリアン、エスニックなどあらゆる料理が「融合」し、実演やトークによる料理ライブを交えた新しいスタイルのレストランを目指す。東京オリンピック・パラリンピックを控え、東京は国際都市としての色彩を強めながら進化し、さまざまな料理が集う場としても注目されている。世界中の人が食文化の国際交流を体感できるレストランを目指す。来日外国人向けに富士通が開発したライブトークを導入し、料理人の説明がタブレットに言語で表示される。予約サイトも15言語で対応。

11月から提供するメニュー(KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO(キッコーマンライブキッチン東京))
11月から提供するメニュー(KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO(キッコーマンライブキッチン東京))

村田氏 和洋中でこれだけのメンバーを集めるのはキッコーマンしかできない。器も今回のために新しく焼き、日本中の窯元をまんべんなく使った。京料理を提供するのではなく融合するような一歩先の新しい京料理。店ではできなかったちょっと違う菊乃井のテイストを提供する。

三國氏 45年前フランスで修行していた時にフレンチに隠し味として醤油を使った。最初はバッシングされたが、今は世界中のミシュランの三つ星レストランが醤油や味噌を使っている。これから五輪やラグビーがあるので醤油を全面的に使っておもてなしをしたい。

脇屋氏 和食やフレンチの邪魔にならない、でも主張できる値打ちのある料理を提供したい。乾物のうま味を季節の野菜と合わせることでお客さんを元気にしたい。

服部氏 醤油は、世界ではソイソースではなくキッコーマンで通じる。インバウンドでも外国人は日本の食に興味を持っており、ライブキッチンが外国人の集う殿堂になればと思う。