「べったら市」に今年も約500軒の露店 東京にいたか屋など出店

べったら市が19、20日、東京・日本橋小伝馬町の宝田恵比寿神社とその周辺で開催された。今年もべったら漬ファンが多数訪れ、家族への手土産に、また地方の友人知人に宅配便で送る姿が見られた。ビジネス街ということもあって会場周辺はビルが多く、市と街が一体化した独特の風情を醸し出していた。

べったら市の起源は江戸中期の中頃までさかのぼる。宝田恵比寿神社の門前で行われるえびす講で浅漬大根のべったら漬がよく売られたことから、“べったら市”と呼ばれるようになった。今ではトップメーカーの東京にいたか屋など露店約500軒が軒を連ねる東京の秋の風物詩となっている。

べったら漬は大根の麹漬の一種で、東京を代表する名産品だ。近年の市場規模は約45億円と推定される。色白で甘く、ポリポリとした歯応えのあるべったら漬は現代の消費者嗜好ともマッチし、老若男女を問わず幅広いファンを獲得している。近年は簡便なスライスカップ品が売場に増え、需要は堅調だ。