5年後グループ売上高300億円目指す オタフクソース、国内設備に50億円投資

オタフクソースは創業100周年を迎える2023年にグループの連結売上高300億円、経常利益率5%を目指す中期計画を示した。好調な海外事業は新工場の開設などで生産力を増強するとともに、国内は5年間で約50億円を投資し自動化を推進、生産性の向上を図る。

18年9月期のグループ売上高は約250億円。このうち国内6社連結は前年比101.4%の240億8千万円だった。

海外事業は生産拠点を置く3か国がいずれも好調で、3工場の合計生産量はこの2年で倍増。売上げの伸び率は米国が前年比105%、中国が145%、マレーシアが450%。中国は6期目、マレーシアは2期目でいずれも単年度黒字化を達成した。

米国では日系のラーメンチェーンでお好み焼がメニュー化され、マレーシアでは日系の大手スーパー30店全店の惣菜売場に並び、寿司に次ぐ売れ筋商品になるなど、各国でお好み焼が定着しつつある。今後、中国では自動充填ラインの導入、マレーシアでは数年内に新工場の建設を視野に入れる。

オタフクソースの佐々木直義社長は17日、広島市で開いた近況報告会において、今後の方針について次の通り説明した。

「小さな幸せを世界に」佐々木社長

この10月から会社ロゴを従来の緑のカタカナから、赤いローマ字のものに変更した。海外から多くの方が日本に来られており、覚えてもらいやすくするのが狙い。合わせて、新たにコーポレートスローガンを作った。「小さな幸せを、地球の幸せに。」というもので、食事を囲む時の小さな幸せを世界に広げていきたいという思いがある。

グループの中期方針として

①生活者の価値~健康、時短、笑顔の追求
②“Otafuku”としてコナモンの発信
③企業基盤の強化

の3つを掲げる。

①は高齢化や女性の進出などに対応し、社会に貢献する。②はインバウンド需要を取り込みながら、海外へ向けても発信する。③については自動化できる部分はできるだけ推進し、生産性を高める。国内の既存設備に5年で約50億円を投資するのに加え、海外でも生産能力の向上のために投資する。5年後の創業100周年にグループ連結売上げ300億円、経常利益率5%を目指す。