ロングライフデザイン賞に「チキンラーメン」「6Pチーズ」など 2018年グッドデザイン賞

「2018年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」(公益財団法人日本デザイン振興会)に、酒類・食品業界から「アサヒ スーパードライ」(アサヒビール)、「お茶づけ海苔」ほかお茶づけレギュラーシリーズ(永谷園)、「雪印メグミルク 6Pチーズ」(雪印メグミルク)、「サトウのごはん 新潟県産コシヒカリ」(佐藤食品工業)、「チップスター」(ヤマザキビスケット)、「チキンラーメン」(日清食品)が選ばれた。

同賞は、長年にわたり、作り手と使い手、社会との対話の中で醸成され、暮らしや社会の礎となり、未来においてもその役割を担い続けてほしいデザイン、時代とともに変化する価値観を超えてスタンダードであり続ける力を持ったデザインに贈られる賞。

「お茶づけ海苔」(1952年)を筆頭に、「6Pチーズ」(1954年)、「チキンラーメン」(1958年)、「チップスター」(1976年)、「アサヒ スーパードライ」(1987年)、「サトウのごはん 新潟県産コシヒカリ」(1988年)など、いずれも発売30年以上のロングセラー商品。

今回選ばれた酒類・食品の中でもっとも歴史を有する「お茶づけ海苔」ほかお茶づけレギュラーシリーズについて審査委員は「抹茶と調味料と海苔を使った最初の商品『お茶づけ海苔』は茶舗である永谷園の発明であり、戦後の食糧事情が安定し食生活が量から質へ転換期を迎えた頃に発売された。江戸情緒を歌舞伎のイメージで表現したデザインは広く浸透しており、発売当初からデザインを変えずにマーケティングを続けてきた。ロングライフデザインにふさわしい」と評価。

また、「雪印メグミルク 6Pチーズ」については「赤青白の三色のデザインは発売当初からほとんど変わっていない。発売当初は蓋に透明シールが貼ってあり中が見える構造だったが、1975年に現在のデザインに変わったが中が見える様子を蓋に施し、実際にはイメージは変わっていない。現在はシリーズも増え日本のチーズのスタンダード」と高評価。

今年発売60周年という節目の年を迎えた「チキンラーメン」は現在、発売当時のパッケージを復刻した商品が発売されているが、審査委員は「インスタントラーメンというカテゴリーを創出するきっかけになった商品。発売当初とデザインイメージは変わっておらず、最初に中身が見える窓が付いていたが今は窓はなく写真が掲載されている。今や世界で1000億食たべられているインスタントラーメン、このチキンラーメンは今年60周年を迎えた」とその功績を讃えた。

表彰式は12月3日に予定され、酒類・食品6品を含む「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」に選ばれた19品については、10月31日から11月4日まで東京ミッドタウンで開催される受賞展「LONG LIFE DESIGN EXHIBITION 2018」(「GOOD DESIGN EXHIBITION 2018」と共催)で展示される。