スティック需要創造へ一歩 “働く女性の朝”訴求し新規獲得 味の素AGF

味の素AGF社は、「ブレンディ」スティックで新技術による刷新やラインアップの拡充に加えて働く女性をターゲットにしたコミュニケーションを開始し、スティックの新規ユーザーを掘り起こしていく。

25日、都内で開催された〈「ブレンディ」スティック朝オーレ!〉新CM発表会で囲み取材に応じた品田英明社長は「今回の最大の目的は、働く女性にフォーカスして、一度も飲んだことのない人にトライアルしてもらうことにある」と語った。

幅広い層に向けて「ブレンディ」スティック全般を訴求していく。ただし「あえて絞らないとメッセージが伝わらない」との考えの下、コミュニケーションは旗艦アイテムである「カフェオレ」に絞った。

10月からは100万人サンプリングを実施する。「カフェオレ」3本入りのセットを70万セット、「ブレンディカフェラトリー」との詰め合わせを30万セット用意し、スーパー、量販店ほか、スポーツや地域のイベント、女性が集う場所での無料配布を予定している。

旗艦アイテムの「カフェオレ」(ブレンディー)

「ブレンディ」スティックの新CMにはプロパフォーマーで俳優の岩田剛典さんを起用。女優の原田知世さんを従来通り「ブレンディ」ブランドの象徴と位置付ける一方、スティックでは「新しい人を取り込むインパクトと伝導力のある岩田さんを通じて市場を大きくするために新しい需要を創ることにチャレンジしていく」。スティックの新CMでは、女性が「カフェオレ」を飲んで前向きに朝を迎える姿を描いた。

サンプリングに伴い女優の北川景子さんが出演する「ブレンディカフェラトリー」のCMも放映する。

メディアではSNSでの発信に注力。SNS上では、岩田さんが“朝オーレ!PR大使”として露出し働く女性にメッセージを発信していく。「新しい人を多く取り込むにはSNSの活用が必須でデジタルマーケティングを徹底的にやっていく」方針だ。既にツイッターで新CMの一部情報を予告したところ万単位の反応があったという。

通販を除くスティック市場は300億円強と推定され、この中で同社シェアは約6割。今後はさらなる市場拡大を図り5年かけてスティック事業を倍増させる。

「新しい需要創造を毎年掘り起こして、健全に市場を拡大させたい。そのためには商品の魅力や品質向上をこれからも絶え間なくやっていき、新しいコミュニケーションやマーケティング手法もとっていく。今回を5年後の夢に向けたこれを第一歩にしたい」と位置付けている。

コミュニケーションは、多様な飲用シーンも訴求ポイントになりそうだ。「そもそもスティックは家庭だけで飲まれておらず幅広い用途で飲まれている。2WAYのコミュニケーションをもっと行い『ブレンディ』スティックの良さをもっと掘り起こしていく。それがデジタルマーケティングの良さ」と述べた。