購買傾向踏まえ売場提案 加藤産業総合展示会

加藤産業グループは12~14の3日間、神戸国際展示場で総合食品展示会を開いた。メーカー516社が出展、全国の得意先約5千500人を招待した。メーカーの内訳は加工食品222社、業務用・低温196社、酒類98社。

「ココロに寄り添う 売場の仕掛け」をテーマに掲げ、「多様化する購買行動の中で『自分の基準で選択する』『自分に投資する』という大きな2つの傾向を踏まえ売場を提案した」(社長室・太田茂治室長)。

一例として包丁を使わずに作れる具材入りの調味料、フライヤー不要でできる揚げ物の素など手間を軽減できる商品を集めた売場を企画。さらに食材を余らせない対応策として、キャベツを例に挙げ8分の1玉や12分の1玉で調理できるメニューと調味料を紹介した。こうした提案を通し、料理への苦手意識がある、素材を効率的に活用したいといった消費者の意識に訴える売場を作った。

自社ブランドのブースではジャム、フルーツ缶など8つのカテゴリーごとに商品を紹介。主力のジャムでは、クリームチーズと混ぜてパンに模様をつける“ウェーブトースト”を用意した。SNSで話題となっている食べ方だ。

「ジャムの大容量タイプは2ケタ伸長しており、パンにつけるという基本的な食べ方を改めて訴求し拡売を図る」(商品企画部・大西博之部長)考え。なお、先行発売した新商品、砂糖不使用の「果実百科」は計画比102%と好スタートを切った。

メーカーとの共同販促コーナーでは、売場の活性化に向け各社がさまざまな企画を用意。ミツカンはパウチ商品が主流の最近の鍋つゆエンドに向け、根強い支持があるぽん酢などの瓶入り調味料を見直す狙いで提唱。カゴメはケチャップを中華だしと合わせ、チリソースなど中華料理向けに新しい使い方を紹介した。

このほか、低温は季節の商材を使った米飯、酒類は需要が高まる年末年始を意識した日本酒やワインの飲み方など、グループで秋冬商戦に向けた提案に力を入れた。