食物繊維切り口に主力の佃煮・惣菜拡売へ マルヤナギ小倉屋

高まる健康志向を狙った商品が増えている中、マルヤナギ小倉屋は食物繊維を切り口に自社商品の拡売を図る。10月1日の「食物繊維の日」をはじめとし、「豆の日」や「和食の日」に関連付けた商品提案を売場で展開する。

日本人の食物繊維摂取量は年々減少しており、国民健康・栄養調査によると目標値に対し男性で1日当たり5.5g、女性で4gほど不足している。

同社は豆や穀物、昆布など食物繊維を含む商品を多く持つ。例えば、市場が大きく伸びている蒸し大豆は45g当たり4gと、レタス(40g当たり0.4g)に比べ10倍近い食物繊維を含む。

今後、前述の食物繊維の日を皮切りに、10月13日の豆・さつまいもの日と月末のハロウィンには、運動会の弁当やパーティーに使える煮豆や豆のデザートなどを提案。

11月は15日の昆布の日、24日の和食の日に向け「センイおにぎり」や「センイ和膳」として、佃煮や惣菜を利用したメニューを売場で訴求する。

一部商品のパッケージでは、食物繊維の量を強調して表示するほか、1千人に旬の野菜や腸内環境検査キットが当たるキャンペーンを行う。

食物繊維に関する商品の市場は16年で約1千億円と推測され、糖質オフ・ゼロ商品(3千400億円)などに比べると規模はまだ小さい。だが、特定保健用食品の許可品目数では最も多く注目が高まっている。

柳本一郎社長の話

日本人の食物繊維摂取量は先進国の中でも低く、今後、日本の食文化における大きな課題として取り組んでいく必要がある。当社の主力商品は昆布、豆、もち麦、ごぼうなど食物繊維を多く含んだものばかりだ。流通からも健康や食育などの意義ある販促が求められており、しっかりと取り組んでいきたい。