乾麺 猛暑で順調も環境変化の波

今年の夏は厳しかった。地元の岐阜県では各地で最高気温を更新し、40度を超えた観測地が3か所もあった。今夏の最高気温トップ10に複数の観測地がランクインしたのは岐阜県と新潟県くらいではないだろうか。

▼この暑さで全国的に飲料など夏物商材が大きく伸長。夏の風物詩であるそうめん、ひやむぎも順調だったようだ。暑過ぎると家庭での加熱調理が敬遠されると言われるが、最高気温日本一を争った岐阜県はじめ中京地区でも乾麺の売れ行きは順調だった模様。

▼しかし、食の多様化や簡便化、高齢者や単身世帯の増加などによって夏場の乾麺の勢いは以前ほどではない。量販店の低価格PBの台頭などもあり、少しずつだが毎年のように乾麺メーカーの倒産、廃業が出ている。市場縮小に合わせ、プレーヤーがじわじわと減少。残ったメーカーは切磋琢磨して生き残りをかけている。

▼懸念されるのはDSやドラッグストアをはじめとした小売業の低価格路線による品質劣化。まずい乾麺には食指が動かない。まずい商品を作れば作るほど市場縮小に拍車をかけるだけだ。