「小ロット生産」で人手不足の現場支援 地域産品の強化にも 国分西日本が提唱

調味料は300本 缶詰は40個から

国分西日本は小ロット製造が可能な食品の提案に力を入れている。このほど大阪市内で開いた商談会においては、小口から製造できる調味料や缶詰を集めてコーナー化。小売業のPBとしてだけではなく、人手不足に悩む飲食店や地域産品の強化を図りたい地方の小売店などをターゲットにした。

大阪市の中村商店は「調味料は300本から」とアピール。昭和10年創業の老舗でシロップやコーヒー飲料、ぽん酢などを製造する。調味料は90ℓから委託製造が可能だ。

今回は小売業向けのPBのほか、人手不足に悩む居酒屋など飲食店へ向けて提案。例えば調味料の場合、ベースを作っておくことで店で一から仕込む手間を省き、店内作業を簡素化できる。外国人などのアルバイトが増えている中、誰が作っても同じ味が出せる。「小ロットから作れるので回転も速く、常に鮮度の高いものを提供できる」(営業部)と説明した。

シェルビーフーズ(兵庫県たつの市)はオリジナルの缶詰を企画。自社でも鱧めし、たこめしの素などを製造している。これまで、生産者が自ら作った牡蠣や、喫茶店の店主が自分の店で出すスープなどを缶詰として商品化してきた。40個から製造したものもある。

地産志向や差別化商材として地域産品への注目度が高まる中、「地元の食材を大事にする小売店などからのニーズがある」(缶詰・レトルト事業所)と期待する。