植物工場の野菜で和モダン料理 京都「のなはん」オープン トレードが外食事業参入

野菜の生産・流通事業を行うトレード(京都市下京区)は1日、初の外食業態「nonahan~のなはん~」を京都・新京極(京都市中京区)にオープン。同社のグループ会社が生産する植物工場野菜「ベジタス」を使用したサラダをメーンに、伝統的な和食を現代風にアレンジした食事を提供するデリカテッセンで、京都から日本の食文化を発信する。将来的には全国の主要都市への出店を目指している。

トレードは2001年創業。全国の卸売市場から得た情報をもとに供給過多の市場から仕入れた野菜を供給不足の市場に流通させる野菜転送事業としてスタートした。現在は植物工場の亀岡プラント(京都府亀岡市)で日産2万株の野菜を生産しSM向けに販売しているほか、京野菜「洛市」、植物工場野菜「ベジタス」などのブランド化事業も行っている。

「のなはん」は、レタス2株を使ったボリュームのあるサラダを中心に、京野菜などをふんだんに使ったコールドデリ7種類、常温デリ3種類を組み合わせたセットメニューがメーン。野菜や果実を使ったフレッシュジュース、オーガニックの和紅茶・抹茶・ほうじ茶、京都醸造のクラフトビールなどのドリンクを提供し、テイクアウトでの販売も行う。

なお、稲田眞利取締役専務執行役員は出店について「消費者に野菜の魅力を知ってもらい野菜不足の食生活改善に貢献したい。日本の和食文化を継承しながら新しいフードスタイルのデリカテッセンとして、伝統的な野菜の文化が根付いていて海外からの観光客も多い京都が1号店にふさわしいと判断した」と説明している。