“ねんどる”監修のフィギュア付き鏡餅 越後製菓、米菓成長で売上179億円

越後製菓は2018年度の商品施策を20日、長岡グランドホテルで開催した。今年も米菓、包装餅、米・米飯の各部門で新商品を用意し、市場活性化に向けた取り組みを行う。

17年度同社の業績は売上高179億5千2百万円(1.3%増)と伸長した。分野別には米菓が一般米菓53億円(13.9%増)、味の追求11億円(0.5%減)と全体の底上げに貢献した。主力の包装餅は、切餅等が64億4千万円(2.5%減)、鏡餅が31億円(7.6%減)とそれぞれマイナスした。麺・惣菜は6億2千5百万円(1.6%減)。米・米飯は、無菌米飯が11億8千万円(3.1%増)、玄米6千5百万円(7.1%減)となった。その他は1億4千2百万円(8.4%減)。

各部門ごとの概況は、米菓は「ふんわり名人」シリーズが30%以上の伸長となり、海外輸出やインバウンドも好調に推移した。「かちわりの種」も順調に動き、米菓全体の増大に寄与した。包装餅は、他社の価格攻勢による影響を受けて苦戦。米・米飯は「日本のごはん」がシェアを拡大し、玄米ベースの米飯も好調に推移する。

今年度の米菓部門は、「ふんわり名人北海道チーズもち」を北海道チーズと十勝産ラクレットチーズで味付けしリニューアル。「ふんわり名人桜えびもち」(60g、希望小売価格250円)は着色料不使用で他社競合品との差別化を図った。「うまい!ソフトせん砂糖しょうゆ味」に続き、オタフクソースとのコラボ「うまい!ソースせん」を上市する。

星野社長「テレビで見て連絡」

鏡餅の見栄えを改良(越後製菓)
鏡餅の見栄えを改良(越後製菓)

包装餅については、メーンの「生一番」をデザインリニューアルし、白抜き文字の採用で明るいイメージに改良した。「生一番」では新商品「魚沼産こがね餅」800gを新たに上市する。

無菌米飯では「日本のごはん」が前年比50%増ペースで普及し、「ほくほく豆の玄米ごはん」なども2ケタ伸長となっている。鏡餅では3年目となる“ねんどる”こと岡田ひとみさん監修によるフィギュア付き小型商品「かわいいお鏡餅」をラインアップ。

星野一郎社長は岡田さんとの出会いについて、「われわれは、図面を作って半年かけて干支のフィギュアを作っているのに、テレビで岡田さんが2~3分で猿を粘土で作るのを見た。直接ご連絡をして快諾をいただいた」と語った。越後製菓は岡田さんとねんど教室でタイアップし、全国1千人を対象に7会場で実施した実績がある。

今年は「華やか160g橙」「松竹梅」は金のスリーブを採用して、光を反射するように工夫した。個包装入り商品は化粧箱の窓を広くし中の餅が際立つように見た目を改善。

18年度目標は米菓5.5%増、味の追求前年並み、切餅等1.7%増、鏡餅3.2%増、麺・惣菜2.6%増、無菌米飯5.1%増、玄米7.7%増、その他1.4%増。トータル売上高185億円(3.2%増)を目指す。