味の素AGF 外食・オフィスを開拓 企業価値・社会価値創出の両輪で

味の素AGF社の外食・オフィス部戦略は、働き方改革によるオフィス環境の変化や外食産業で深刻化する人手不足といった問題に対応すべく、引き続きパウダーとレギュラーコーヒー(RC)の2つのスペシャリティ(高付加価値)を活用して企業価値と社会価値を同時に創出していく。

中澤正規外食・オフィス部長は「従来の戦略と大きく変更することはなく、外食・オフィスにおける飲用機会拡大に向けたビジネス基盤構築に着手する」と語った。

RCはコンビニのカウンターコーヒー以外に、スーパー、ドラッグストア、空港、駅、高速SA、書店、アパレルショップ、大学食堂、レンタルオフィスへと導入拡大。「パートナーとともに淹れたてコーヒーをベースに接点拡大に取り組んでいる」。

一方、外食向けパウダーは「AGFプロフェッショナル」で提案。水でも溶けやすいアグロマート製法や、新鮮な果汁感などを高める成分をカプセル化するフレッシュフルーツエンハンサーといったスペシャリティで、人手不足・手間削減といった外食産業が直面する問題解決に貢献するとともに、メニュー数の拡大などにも寄与して消費者満足の向上を図っている。

AGFプロフェッショナル
AGFプロフェッショナル

AGFプロフェッショナルは15年2月のブランドを立ち上げ時から順調に販売を拡大。累計4千万杯を突破し前年比では1・3倍強伸長した。「オペレーションの改善や物流費を含めたコストメリットが奏功してご採用いただいている」。

秋冬に向けた製品面の取り組みでは、「ピーチティー」「アップルティー」「マスカットティー」の1ℓ用フルーツティー3品を刷新。果汁の一部を高甘味度甘味料に変更して風味を維持しながら、個包装を三方パウチからスティックに進化させて利便性アップとコンパクト化を図った。

営業体制では、外食フィールドクルーと称する営業要員を導入し、外食企業ユーザー上位1千社の過半が拠点を構える東京・首都圏エリアで活動し「2020年を視野に入れながらレストラン・ホテル・居酒屋業態へのアプローチを強化していく」。

デザートメニューのレシピも充実
デザートメニューのレシピも充実

パウダーならではのメニュー提案も強化。「秋冬はアルコールの割り材以外にデザートメニューのレシピも充実させる。年間のイベントに合わせて、当社の原料を使ったレシピを冊子にして提供していく」。

アイテムは全19品。このうち「〈濃いめ〉緑茶2L用」「〈濃いめ〉烏龍茶2L用」「〈濃いめ〉ジャスミン茶2L用」「〈濃いめ〉ほうじ茶1L用」「香ばしむぎ茶1L用」の茶系製品5品が5割のボリュームを占めている。