銭湯上がりの1杯に地サイダー・地ラムネ 恒例企画、年々規模拡大

お風呂上がりの一杯に地サイダーや地ラムネを販売――。日本ガラスびん協会が2014年から毎年実施している夏の恒例イベント「夏休み!ガラスびん×地サイダー&地ラムネ×銭湯」が14日開催された。

開催に先立ち11日、井荻湯(東京都杉並区)で記者発表した日本ガラスびん協会の齋藤信雄会長は「今年は節目の5回目の開催となる。年を追うごとに規模が広がり、開催地域は従来からの東京・京都・大阪・兵庫に、愛知・三重・岐阜・神奈川の4県が新たに加わり計88銭湯で展開する」と語った。

同イベントには各都府県の公衆浴場業生活衛生同業組合が協力。協賛は、全国清涼飲料連合会(全清飲)に今回新たにバスクリンが加わった。

東京都公衆浴場業生活衛生同業組合の佐伯雅斗常務理事は銭湯で瓶詰牛乳や瓶詰コーヒー牛乳が愛飲されている理由に、瓶容器を口につけた時の独特の感触を挙げ「地サイダー・地ラムネを牛乳・コーヒー牛乳と一緒に定番商品にしていきたい」と意欲をのぞかせた。

販売対象となる地サイダー・地ラムネは計26種類。各銭湯はこの中から8種類程度を選んで販売する。(写真下記事続く)

銭湯で販売される地サイダー・地ラムネ

対象商品を1本購入ごとにスタンプカードにスタンプ1つが押され、3つ集めると限定王冠風コラボバッジとバスクリンの「きき湯」(ラムネの香り)がプレゼントされる。バスクリン銭湯部の高橋正和氏は「バスクリンもお風呂文化の一助にしてもらいたい」と述べた。

地サイダー・地ラムネの現況について、全清飲の甲斐喜代美広報部広報室長は「炭酸飲料は11年連続で伸び続けている。大手飲料がメーンだが、地サイダー・地ラムネも貢献している」と説明。この中で、地サイダーは13年間で生産品目数が約12倍に拡大。全清飲中小企業部が調査開始した05年に49品目だったのが直近では609品目となった。

ラムネをはじめシャンメリーや焼酎割り用飲料などの清涼飲料6品種は、長い歴史の中で中小企業が開発・育成したものとなる。

そのため、中小企業で構成される全国清涼飲料協同組合連合会と全国清涼飲料工業組合連合会では、「分野調整法」の理念と趣旨に基づき6品種を「中小企業の特有の品種、市場(中小企業分野宣言の製品)」として理解と協力を要請している。