三菱食品 冷凍個食惣菜を開発 調理15分 人手不足に対応

三菱食品はトレイごとスチームコンベクションオーブンで調理できる冷凍個食惣菜「フローズンダイニング」シリーズを10月に発売する。惣菜バックヤードの人手不足に悩む食品スーパーなどに簡便商材として供給するほか、レンジアップタイプの家庭用冷凍食品としても展開する。

「フローズンダイニング」は中央化学の耐熱トレイにグラタン、ハンバーグ、スパゲティなどの定番洋風メニューをセットしたもの。スチームコンベクションオーブンで15分温めるだけで手作り感のあるインストア加工惣菜として販売できる。複数食入りのメニューキットと違って盛りつけなどの工程を省けるほか、必要な食数だけを手早く調理できるので、ロスや欠品も起こりにくい。

初回導入アイテムは「彩り野菜のマカロニグラタン」「チーズたっぷりのグリルドナポリタン」「赤魚のアクアパッツア」など8品を予定。いずれも398~498円程度での販売が可能だ。品名や一括表示を記載した外袋付きで、家庭用冷凍食品としても販売できる。

食品スーパーでは生鮮・惣菜バックヤードの人手不足が年々深刻化。特に夕方以降はその傾向が強く、単身層や有職主婦の惣菜ニーズが集中する夜間の品揃えが難しくなっている。アウトパックの取扱比率を引き上げて品揃えを充足させる動きもあるが、店内調理の容易な冷凍個食惣菜の登場により、小売側の人手不足対策の選択肢が大幅に広がりそうだ。

三菱食品は10~13日に都内で開催した総合展示会で同商品を正式に発表。全国の惣菜バイヤーから注目を集めた。既に複数の有力チェーンが導入に意欲を示しているという。