ロゼワイン、日本でも普及の兆し 唐揚げや餃子とも意外な相性

ワインの本場の一つであるフランスで、夏場に最も飲まれるワインはロゼだ。日本でも大手が訴求を強めるなどしてロゼが伸長中で、12年に60億円強だった市場は15年には約80億円に達するなど順調に推移しており、日本でも普及加速の兆しと期待する声も聞こえる。

メルシャンによると、ロゼの新規導入テストを実施した店舗における1か月間のワインボトル売上げ本数は19%上昇したという。エノテカもロゼの訴求に注力。昨年開店した東京・銀座のGINZA SIX店などで好調という。

食中酒の代表格であるワインにとって食との相性訴求は重要になる。メルシャンは4日に東京都内のホテルで開いた試飲商談会で、ロゼと唐揚げなどとの相性を訴求する展示を行った。

辛口ロゼはどんな料理にも合うと言われるが、それでも来場者からは意外性に驚く声も。試食・試飲してみると「合う」との声が出るという。

担当者は「料理に合うワインというと、これまでは赤白のワインだった」と話す。また、これまでは唐揚げや餃子など脂ものと合わせるのはビールと言われたが「(辛口)ロゼも選択肢に入ると思う。特にスパークリングは脂がスッと入ると好評だ」と語り、東京など都市部から提案を積み上げたいとする。

ある業界関係者も「ロゼは高級とのイメージが強かった。唐揚げなどはRTDやレモンサワーと思っていたが、ロゼとも合うと思う。庶民的な味との組み合わせで一般的なワインになっていくのではないか」と期待を寄せている。