味の素AGF スティックに新素材 ほうじ茶など和茶分野にも挑戦

味の素AGF社はスティックで味の素の新素材を活用して味わいに磨きをかけるとともに、AGF鈴鹿に新設した高効率生産ラインを9月に稼働させて増産していく。

5日に本社で発表した金谷克彦常務執行役員は、比較的単価の高いパーソナル商品の伸長が家庭内コーヒー市場の金額成長を牽引しているとした上で、「スティックを中心にパーソナル商品をさらに拡大していく」と語った。

パーソナル商品の方向性としては、シンプル(簡単・手軽)、セレクティブ(選べる楽しさ)、ステイブル(安定)、スータブル(満足)、スタイリッシュ(新しいライフスタイル)の5つを挙げ、秋冬商品はこの方向性に基づき投入。朝・午後のオケージョンごとにデイリーニーズや、こだわり・ご褒美ニーズをとらえた商品を提案していく。

コーヒーが最も飲まれている午前6~8時の朝の時間帯に向けては、10月から有職女性をターゲットにした新コミュニケーションを展開。「内容は確定していないが、有職女性にしっかり飲んでいただくために“朝オーレ”の応援メッセージを使っていく」。

商品面では「ブレンディ」スティックシリーズの味わいを刷新。朝のデイリーニーズに向けて新発売されるカフェオレ系の同シリーズには、味の素の新素材を活用したミルクのコクが際立つ新クリーミングパウダーと、ミルク負けしないように深煎りコーヒー豆のインスタントコーヒーパウダーを使用した。

午後のデイリーニーズに対しては、同シリーズから「ほうじ茶オレ」を新発売し和茶市場にも挑む。過去に発売した「ほうじ茶オレ」とは原料が大きく異なり、石臼で挽いた微粉砕ほうじ茶葉を使用して香ばしさをさらに高めたほか、新クリーミングパウダーを使用している。

金谷克彦常務執行役員(味の素AGF)

和茶市場に向けては午後のご褒美・こだわりニーズとして「ブレンディ カフェラトリー」スティックシリーズでも挑む。同シリーズから味の素の新素材を使用し、抹茶が持つうま味成分を高めた「濃厚抹茶」を新発売する。

同商品を含めた和茶商品については「東海地方で昨年来、『濃厚抹茶』と似た商品を発売したところ非常によく売れたことから自信を持ってこの秋から発売する。和茶はスティックではお客さまが中々入ってこなかった世界なので売場づくりを含めて、これからどんどん新商品を考えていきたい」と意欲をのぞかせた。

「ブレンディ カフェラトリー」スティックシリーズからは「濃厚抹茶」とともに「芳醇ストロベリーミルクティー」「芳醇ピーチミルクティー」のティー2品と「濃厚ミルクココア」を午後のご褒美・こだわりニーズ対応商品として新発売する。

ティー2品は「外食カフェや紅茶専門店で紅茶を楽しむ若い人が増え、そのメニューの1つがミルクとフルーツを掛け合わせた紅茶」とのトレンドを受け、同社独自のアロマカプセル技術を活用して開発された。

一方、「濃厚ミルクココア」は「若い人のココア離れが起こっていることに対して、20~30代女性をターゲットにしたカフェラトリーブランドでココアをしっかり提供していきたい」との考えの下、新クリーミングパウダーとココアパウダーを使用して開発された。ココアパウダーは「〈ブレンディ〉スティックココア・オレ」の1.4倍使用している。