サントリーHD 社員と高齢家族の健康支援 診療などオンラインで

「健康経営」を推進するサントリーホールディングスは、新たなオンライン診療システムを活用し、社員とその高齢家族の健康管理支援に10月から着手する。

インテグリティ・ヘルスケア社が開発した「YaDoc(ヤードック)」を導入。同社とサントリー食品インターナショナルの社員を対象に、遠隔地に住む後期高齢者の家族がタブレット端末などのビデオチャットを通じて、在宅でかかりつけの医師に診療してもらえる仕組み。対象エリアは福岡、名古屋などを皮切りに、東京や大阪へも順次拡大する予定としている。

また従来実施してきた、厚労省が定める40歳以上に対する特定保健指導に加え、40歳未満の社員を対象としたオンラインでの保健指導も開始。早期に取り組むことで重症化の予防を図る考えだ。

同社のアンケート調査では、家族の健康や、介護と仕事の両立に不安を抱えている社員が多かったといい、介護のために離職するケースも少なくない。離れて暮らす高齢家族に医療を提供し、社員の不安や負担の軽減につなげる。

会見したサントリーHDの新浪剛史社長は「サントリーの社風である『やってみなはれ』を実現するには、心身ともに健康でやる気に満ちていることが必要。家族に健康不安があれば社員の生産性も落ちる。働き方改革を進めることは当然として、健康であることをきちんと担保していきたい。いきいきと働ける環境を作ることで、社員にも会社にとってもWIN―WINの関係を築ける」と施策の狙いを説明した。