「和ごはん」を子育て世代に 農水省が官民協働プロジェクト

農水省は「Let’s!和ごはんプロジェクト」を開始する。6月29日に同省ホームページ内にプロジェクトのホームページを開設するとともに、プロジェクト参加者(プロジェクトメンバー)の登録を始めた。プロジェクトメンバーが自由に商品や販促物などに使用できるロゴマークも発表。食品メーカー、中食、外食、小売をはじめ、幅広く参加を募りたい考えだ。

同省では「和ごはん」を「日本の家庭で食べられてきた食事で、ごはん、汁物、おかず等若しくはその組み合わせで構成されているもの」「だしや醤油、味噌をはじめとする日本で古くから使われてきた調味料などが利用されているもの」と定義、味覚が形成される子供のうちに、身近・手軽に健康的な「和ごはん」を食べる機会を増やすことで、和食文化の保護・継承につなげる狙い。

子育て世代への調査では、和食は「健康的」「栄養バランスがよい」「野菜がたくさんとれる」といった肯定的なイメージを持たれているが、その一方、「手間がかかる・面倒」「塩分が高くなりがち」「地味」(2017年農林水産省約1千人の子育て世代に対するアンケート)と敬遠される傾向が強く、家庭などで受け継がれてきた料理や作法などの和食文化を次世代へ伝えている国民の割合も約42%(2015年農林水産省「食育に関する意識調査」)にとどまっているのが実情。

今回のプロジェクトは、食品メーカー、流通業者、中食、外食のみならず、レシピや調理家電など食にかかわる事業者と行政が一体となり、和食につながりを持つ関係者が官民協働で、子供たち、子育て世代に、身近で、手軽に健康的な「和ごはん」を食べる機会を増やしてもらうための取り組みを推進していく。

プロジェクト参加メンバーに求める具体的な取り組みとしては、調理が簡単にできる商品やレシピの開発、調理家電の開発・販売。和ごはん総菜や弁当の開発・販売、レストランなどでの子供向け和ごはんメニュー、ご当地食材メニューの展開、社員食堂などでのフェアの実施、時短につながる調理方法を動画などにより分かりやすくWeb展開、年中行事や人生儀礼(お食い初めなど)などと絡めた関連商品やメニューの開発・販売等々。官民協働の取り組みにより、子供や子育て世代に和ごはんを食べる機会を増やしてもらおうという考え。

同プロジェクトへの参加を希望する企業・団体は、同省ホームページに掲載されている「Let’s!和ごはんプロジェクト参加申請フォーム」に必要事項を記入し、同省食料産業局食文化・市場開拓課和食室長に申請する。