日清オイリオグループが米でシンポ 「MCTとケトン体の役割」テーマに

日清オイリオグループは米国・ミネアポリスで開かれた「2018 AOCS(アメリカ油化学協会) Annual Meeting & Expo」で「生涯にわたるMCTとケトン体の役割」をテーマに、ホット・トピック・シンポジウムを主催。MCTの脳機能に対する可能性について、多くの研究と共有した。

AOCSは世界最大の油化学会で、その年次会議は油脂、界面活性剤、脂質他関連素材などに関する国際フォーラムとして、世界40か国以上の企業、政府・学術関連機関から1千400人以上の油脂のプロフェッショナルが参加する。

日清オイリオは今年のAOCSの「ホット・トピック・シンポジア」にエントリーし、10のテーマの一つに選ばれた。ホット・トピック・シンポジアは、油脂業界の未来に影響を及ぼす事象について、グローバルな視野でディスカッションを行い、科学の境界線を越えて社会に共通したクリティカルな諸問題が油脂ビジネスにいかなるインパクトを与えるか、問題提起するために設置されたもの。

当日は医学博士のメアリー・T・ニューポート先生(演題=MCTとココナッツオイル、脳の代替エネルギーとしてのケトン体について)、カナダ・シャーブルック大学のスティーブン・クネイン博士(MCTとケトン体:脳の発育とエイジングへの重要な役割について)、オーストラリア・イーディス・コウワン大学のラルフ・マーティンス博士(MCTとココナッツオイルのアルツハイマー病予防への役割とは)ら3人の著名な研究者が登壇した。

冒頭、コーディネーター役の同社ヘルスサイエンス事業推進室・中島香主席から「MCTはアルツハイマー病など高齢者の健康課題に重要な役割を果たせる可能性を持つ油脂である」との認識が示されたほか、3人の研究者がMCTのさまざまな可能性を報告した。

また、同社ブースではMCT関連製品の展示試食を実施。MCTを配合したスティックタイプのゼリー食品「中鎖脂肪酸メモリオン」の試食では、油脂とゼリー形態で摂取できることに海外の研究者から関心が寄せられた。