阪神梅田本店 食品売上5割に拡大目指す 第1期棟オープン

エイチ・ツー・オーリテイリングの阪急阪神百貨店は1日、建て替えを進めている阪神梅田本店一期棟を開業した。食を中心とした日常性に特化することで同グループで隣接する阪急百貨店うめだ本店と差別化する。総投資額は530億円を計画。全面開業の2021年秋に全売上げの5割に食品部門を高める狙いだ。

“毎日が幸せになる百貨店”をコンセプトに、服飾雑貨を展開していた1階にも食品フロアを拡充した。「パンワールド」では食パンのセレクトショップや週替わりで全国各地のベーカリーを集めたイベントを展開。日本最大級の品揃えを誇る「リカーワールド」ではワインを中心に常時400種類の試飲を提供する。

また大阪の立ち食いの聖地と言われた名物の「スナックパーク」が3年ぶりに復活。新店8店を含む合計13店、客席130席に拡充。改装前から人気のいか焼きをはじめ、新旧ショップともに500円のワンコインにこだわったメニューを揃え、ランチから夜のサク飲みまで対応した“新しい阪神の食の顔”を作った。

全体の約25%、各階ごとに戦略コーナーを設けてフロアの集客拠点にするほか、二期棟開業に向けてのテストショップとする考え。先進性と専門性を兼ね備えた新しいマーチャンダイジングで、梅田エリアで働く30~40歳代の女性を多く取り込み、顧客の新陳代謝を図る考えだ。

松下直昭・阪神本店販売促進部ゼネラルマネージャーは「当店は食を中心とした毎日の暮らしをテーマに、ブランドではなくアイテムにこだわった。非日常のラグジュアリーさを打ち出す阪急とすみ分けをはっきりさせ、お客の買い回り向上につなげたい」と話した。