キリン×亀田製菓×HUB 特産野菜「遠野パドロン」の柿の種を料飲店に

亀田製菓はキリンが支援する岩手県遠野市で生産された野菜「遠野パドロン」を使った「亀田の柿の種 パドロン風味」を開発、英国風パブを展開するハブのHUB店舗(浅草店を除く)限定のスピードメニューとして9日から発売した。

キリングループは11年の東日本大震災で仙台工場が被災し、復旧の過程で東日本のソフト面の復興に寄与したいと「復興応援キリン絆プロジェクト」を立ち上げ支援を継続している。

ホップの産地として知られる遠野市では、ホップ生産支援だけでなく、おつまみ野菜「遠野パドロン」のブランディングなど地域活性化を応援。東京のビジネスパートナーと出会える場を創るなどしてきた。支援を受けたパドロン生産者、遠野アサヒ農園の吉田敦史代表は生産組合を設立するなど岩手の名物野菜を目指して奮闘しているという。

亀田製菓の「柿の種」は50年以上のロングセラーだが、料飲店に提供するのは初めて。キリンビールの工場で試食用限定製品を提供している。ハブは英国パブ文化の普及などを掲げて105店を展開している。今回はスピードメニュー拡大で差別化が図れると期待する。

パドロンはスペイン原産のトウガラシ品種のひとつ。アサヒ農園が日本栽培を始めた。今回の商品はフリーズドライで粉末化したパウダーを味付けに使っている。

遠野市では地域活性化を目指し「遠野を『ホップの里』から『ビールの里へ』」を掲げて生産の後継者不足を食い止め、未来の街づくりに取り組んでいる。キリンの野村隆治CSV戦略部長は、今回の取り組みについて「(支援で)コミュニティーでの場が創られ、他社の発展や仲間の盛り上がりにつながった。社会を盛り上げ、良い形にしていきたい」と語っている。