カゴメ 全国7会場で提案会 外食・中食に特化し商談機会探る

カゴメは5月31日の東京会場(浅草ビューホテル)を皮切りに、全国7会場で外食・中食市場に向けた提案会「ベジタブル・ソリューション2018」を開催している。最終は札幌会場(7月25日)。今年から家庭用・業務用それぞれの新商品展示会という位置付けではなく、ここにきて成長著しい「中食」も取り込み、主に「ラタトゥイユ」や「ナポリタン」などのメニューを通じてソリューションを提案し、商談機会につなげたい考え。

来場予定者はスーパー惣菜部門バイヤーや家庭用・業務用・農事業のキーマン、アウトパック惣菜ベンダー・キットメーカー、ユーザー(外食ユーザー、食品メーカー)、栄養士、卸店などで、7会場で約3千人(うち中食関係者約1千人、昨年実績は業務用2千300人)の来場を予定している。

会場入り口の「導入部」では、野菜不足をゼロにする考えのもと、地域別に野菜がどれだけ不足しているかなどパネルで明記。「エブリタイムベジタブル」コーナーでは、朝昼夜の時間帯別の野菜メニューを紹介。例えば「朝ベジ」ならホテルの朝食をイメージし、新製品「野菜を彩るトマトソース」や「野菜100%スムージーベース」を使った洋食ブッフェメニューを提案。

「野菜をおいしく、楽しく、かしこく」では、イタリヤ産グリル野菜のおいしさの分析データを交えて紹介。「オペレーションのお悩み解決」コーナーでは、調理工程の中で下処理が難しい場合、調理済みの「オニオンソテー」など実際の商品による代替を提案した。「日本が誇る洋食」コーナーでは、19年実施予定のオムライススタジアムを告知した。そのほか、全国7会場でエリアに応じた特設ブースも開設した。

「朝昼夜の業態別野菜メニューも」
朝原啓介業務用企画部営業政策グループ課長の話

「人手不足からくる時短が共通課題」と語る朝原啓介課長(カゴメ)
「人手不足からくる時短が共通課題」と語る朝原啓介課長(カゴメ)
今年の展示会から市場問題を解決することを意識している。家庭用・業務用・農事業連携の組織体制を活用し、企画は業務用企画、食品企画、営業推進の3部門合同で行った。さらに、支店でも主体意識を持つよう各エリアの特設ブースを開設した。

当社ならではの「エブリタイムベジタブル」では、時間帯別に各業態に応じた野菜メニューを提案。新製品の「野菜100%スムージーベース」(7月発売)や「イタリアングリル野菜ミックス ラタトゥイユ風」などの活用をアピールし、特に洋惣菜のメニューを強化した。

惣菜、中食市場が急速に伸びており、特に独自色を打ち出した地場スーパーの勢いが大きい。だが、ここでは人手不足からくる時短が共通課題となっており、とりわけ中食業界には時短が最大テーマとなっている。スーパーのバックヤードではパートさんが一個一個のメニューを手作りで対応しているのが実態で、ここでは時短への対応が一番の課題であり、今回の展示会でも簡単、便利で素早くできる高付加価値型の業務用食材を提案している。