飲料、ヒット商品登場の予兆 各社「出足好調」続々

飲料大手各社の新商品が好調な滑り出しとなった。炭酸飲料では「キリンレモン」(キリンビバレッジ)が発売後1週間で1千万本、「三ツ矢グリーンスパークリングウォーター」(アサヒ飲料)が発売後2週間で800万本を突破した。茶系飲料では「紅茶花伝クラフティー 贅沢しぼりオレンジティー」(コカ・コーラシステム)が発売後2週間で1千万本、「お~いお茶 新緑」(伊藤園)が発売後約3週間で1千万本を超えた。

スイーツドリンクにも脚光

健康志向の高まりにより無糖や甘さを控えた商品が主流となる中で、嗜好系へと大きく旋回し新たな流れを生み出そうとしているのが3月26日に発売されたスイーツドリンク「ジェリーツ」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)。6月6日に「コーヒーゼリー」「宇治抹茶ゼリー」の2品計で1千万本を突破した。主に30~50代男性に支持されているという。同商品は新技術を用いてゼリー層とソース層を分離し、飲む直前に商品を数回振るとクラッシュスイーツが出来上がる仕組みとなっている。

「キリンレモン」(=㊧キリンビバレッジ)と「三ツ矢グリーンスパークリングウォーター」(アサヒ飲料)

各社の今後の課題は最需要期の夏商戦を乗り越え出足好調の勢いを維持していくことにある。初回導入時は流通側の協力も手厚く、実力が試されるのはこれからとなる。

その点、昨年成功したのは小型PETボトル入りコーヒー市場を切り開いた「クラフト ボス」(サントリー食品インターナショナル)。「ブラック」と「ラテ」の2品計で4~12月に2億4千万本(1千万ケース)を突破し、今年4月までの1年間では3億6千万本(1千500万ケース)を超えた。競合の小型PETボトル入りコーヒーが多数投入されている直近も、その勢いは変わらず数量を伸ばし続けている。

「紅茶花伝クラフティー」(=㊧ コカ・コーラシステム)と「お~いお茶 新緑」(伊藤園)