第37回海苔コンテスト 産地当て優勝は徳久満氏 2位塚本氏、3位久保井氏

恒例の第37回海苔テイスティングコンテストが12日、大森の海苔会館で開催された。全国の海苔を食べて当てる「産地当てコンテスト」と、参加者(41人)の投票で決定する「うまい海苔コンテスト」に分かれ、メーン企画の「産地当て」では小浅商事の徳久満氏が優勝した。

海苔の生産地は北から南にまで分布しており、各海域の特徴や生産方法の違いから海苔にも品質の違いが表れる。それを目利き自慢の海苔屋が集結して当てて見せようというのが大会の主旨となっている。今年も約40人の関係者が集まって一見同じに見える焼き海苔を食べ比べてコンテストに挑んだ。

ただ、毎年の大会ながらかなりの難問。今年の優勝者も12問中、4問のみの正解だった。例年は半分正解なら優勝ラインだが、今回は問題が難しかったか。その中で優勝したのは小浅商事の徳久満氏、同点ながら年齢の若い人に優勝を譲るルールで準優勝となったのは朝倉海苔店の塚本大樹氏、第3位は久保井海苔店の久保井隼氏となった。

また、うまい海苔コンテストでは「味香」「色艶」「歯切れ」を基準に参加者で投票。最優秀賞に輝いたのは「愛知産・西尾冷A重優(生産者:土谷基晴)」となった。惜しくも優秀賞となった2点は「福岡大和産・大和北旬〇特(平河誠)」「佐賀産・鹿島第三初〇1(北村丈二)」となった。

講演の部では全事業対象のHACCP義務化が検討されている中、東京都食品衛生協会の食品衛生コンサルタントによる講習会が開催された。特に海苔業界は昨年2月に大阪の業者が製造した海苔を原因とする食中毒事件が発生しており、その経緯の検証も行われた。そのほか大房氏の前漁期解説が行われて無事に終了した。