コカ・コーラ 自販機エリア戦略遂行 品揃え60品に倍増の新型機も

コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスは短期・中長期の2つのアプローチで自販機の魅力度向上に取り組んでいる。

中長期に向けては、手売りチャネルに比べて魅力度が低下していることを課題とし、詳細非公表のべンディングプロジェクトを立ち上げてビジネスモデルの抜本的見直しを図っている。

短期的には、戦略の柱の1つである「地域密着の営業活動とスケールメリットの発揮」のもと、競争環境に対応した適正価格の設定や品揃えの強化に取り組んでいる。

吉松民雄社長(コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス)
吉松民雄社長(コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス)
14日、都内で決算発表した吉松民雄社長は、今年1月に始動した6地域営業本部体制の手応えについて「エリアごとに詳細な戦略を構築し、何をすべきかを考え実行に移すことがかなり浸透している。自販機で成果が出ており、6~8月にその成果が刈り取れると思う」と説明した。

今後は自販機専用商品の強化や新型機の導入を予定。専用商品は「コカ・コーラ」スリムボトル地域デザインに続くものとして「ジョージア」から新商品を予定し「今後、日本コカ・コーラと規模やフォーミュラーを含めて話し合っていく」。

新型機は「スタリオン」と呼ばれる品揃え強化型を現在テスト展開している。一般的に自販機は最大30品種の販売が可能となっているが、新型機では60品種の販売が可能。新型機を本格展開することで消費者の満足度を高めるとともにオペレーターの訪問頻度を少なくし生産性向上を図っていく。

6地域の中で最重点地域の東京では「東京2020オリンピック」に向け専属チームを発足。「チームは当社と日本コカ・コーラ、国際的な専門家で構成され、20年に向けた計画を策定している」(コスティン・マンドレア取締役)。