「ブラックニッカ」商品・販促・発信で成長 父の日に3商品同時投入

ニッカウヰスキーの主力「ブラックニッカ」ブランドは昨年、5年連続過去最高売上げ更新となる360万箱を突破、前年比112%と伸長した。今年も「ウイスキーって、おもしろい。」をテーマに掲げ、限定品などでブランド価値向上を図り、ブランド全体で380万箱(106%)を目指す。

昨年の国産ウイスキー市場(102%)を上回る伸びの背景には、商品・販促・情報発信への積極的な取り組みがある。

原酒事情は厳しいものの、3月、5月、11月に数量限定品を投入。いずれも一般的なウイスキーユーザーに比べて若年層の構成比が多く、これまでと異なる切り口を訴求することで新規ユーザーを拡大したとみる。

量販では催事に合わせた展開を図り、業務用ではハイボール中心に間口拡大に取り組んだ。また期間限定バーやネットなどで積極的な発信も行った。

中でも13年発売の「同リッチブレンド」は117%と高い伸びを見せ、16万5千箱を達成。一方で、ウイスキー味志向別ユーザー構成比では「同リッチブレンド」の特徴である“甘さ・コク”を求めるユーザーが約3割いることから、さらに拡大の余地があるとみている。

今年は父の日に向けて「ブラックニッカ リッチブレンド エクストラシェリー」を5月29日に数量限定で発売。「同リッチブレンド」からは初の限定商品となる。「同リッチブレンド」をベースにして、宮城峡シェリー樽原酒をキーモルトにすることで甘く芳醇なコクをより際立たせた。

父の日向けには3つの異なる「リッチブレンド」を同時発売する。「エクストラシェリー」のほか、料飲店で飲む気分を味わえるタンブラー付き商品や「香りに出逢うグラスセット」で店頭の演出を図る。

そのほか飲食店でハイボールフェアを実施し、外飲みから家飲みへの誘引を図り、また今年もニッカウヰスキーアンバサダーに玉山鉄二を起用、フォロワー40万人超の公式ツイッターも活用する。5月23日にはツイッターで紹介したレシピを中心とする書籍「ニッカウヰスキーアレンジレシピ」(ワニブックス)を刊行する予定だ。