家庭用チーズ 明治も値上げへ 大手3社の足並み揃う

明治は4月26日、6月1日出荷分から家庭用チーズ35品を値上げ(容量変更含む)すると発表した。5月1日出荷分から値上げした雪印メグミルク、森永乳業を含め、大手3社が家庭用チーズの値上げで足並みを揃える。今後は現時点で態度を明らかにしていない六甲バター、中堅メーカーの動向が注目される。

今回の値上げは4月取引分からチーズ向け原料乳価格が引き上げられたことに加え、プロセスチーズの製造に使用する輸入原料チーズ価格の上昇、エネルギー、物流、人件費などの上昇を受けた措置。値上げは不可避と見られていたため、各社がどのタイミングで、何を値上げするかが焦点だった。

明治は26品を値上げ(平均改定率7.2%)するとともに、7品を容量変更する。主要品目の新価格は「北海道十勝スライスチーズ7枚入り」360円(現行価格340円)、「同スマートチーズ うまみ濃厚チェダーブレンド(8個入り)」345円(同325円)、「同6Pチーズ」330円(同310円)、「同ボーノ切り出し生チーズモッツァレラ4本入り」185円(同170円)など。容量変更は「明治お徳用スライスチーズ12枚入り」180g(現行192g)、「明治スライスチーズ7枚入り」105g(同112g)など。このほか「明治北海道十勝細切りチーズ120g」など2品は価格と容量を変更する。ナチュラルチーズの主力であるカマンベールチーズの値上げは見送っているのが特徴。

一方、家庭用チーズトップシェアの雪印メグミルクはプロセスチーズ35品(改定率4.8~17.2%)、ナチュラルチーズ24品(4.3~6.4%)を値上げするとともに、ナチュラルチーズ3品を容量変更(14.3%減)した。

主要商品の新価格は、プロセスチーズでは主力の「スライスチーズ(5枚入り)」が税別220円(旧価格210円)、「同(7枚入り)」が360円(同340円)、「6Pチーズ」365円(同345円)、「ベビーチーズ」160円(同150円)など。ナチュラルチーズでは「雪印北海道100カマンベールチーズ」500円(同475円)、「雪印北海道100さけるチーズ(プレーン)」220円(同210円)など。

森永乳業は値上げ21品(改定率2.6~6.7%)、容量変更4品(14.3~16.7%減)。主要商品の新価格は「クラフト スライスチーズ(7枚入り)」380円(旧価格360円)、「同 切れてるチーズ」380円(同360円)、「同 カマンベール入り6P」320円(同300円)、「同 無垢」265円(同250円)、「フィラデルフィア クリームチーズ200g」480円(同450円)、「同 クリームチーズ6Pプレーン」320円(同300円)など。容量変更は「クラフト細切りチーズ」120g(現行140g)、「家計応援 とろけるチーズ」50g(同60g)など。

家庭用チーズは家飲みを含め旺盛な需要という追い風が吹いており、中長的にも成長市場と目されているが、値上げの影響は未知数。新商品はもちろん、健康機能などによる価値提案、食機会・使用機会の拡大に向け、店頭を含めたプロモーションの拡大等々、これまで以上の需要喚起施策が求められる。