働く女性に「CHiA」 高栄養価と“目立たないサイズ”で支持 大塚食品

女性の社会進出も手伝い、大塚食品のチアシードビスケット「しぜん食感CHiA」が女性のオフィスでの喫食シーンを獲得し定着化している。

森恵愛製品部しぜん食感担当PMは、同商品の販売状況について「昨春にビスケットを増量し、希望小売価格を税別150円から135円に改定したところ、販売は25%改善した。ユーザーの7割が女性で、そのうち有職女性は8割を占めている。サイズが小さく仕事中に食べても目立ないことからオフィスでもご好評いただいている」と説明した。

主な売場はCVS、ドラッグストア、駅売店。アイテム別では昨秋新発売した「チョコチップ」の売れ行きが好調で、定番の「ココナッツ」は安定的に推移している。

課題は「CHiA」の主要素材であるチアシードが持つ価値の伝達にある。チアシードは記憶力の改善や生活習慣病予防などに働きかけるオメガ3や食物繊維などの栄養素を豊富に含み、米国などでは健康や美をサポートするスーパーフードとして知られているが、日本では「昨年末で女性の8割の認知が取れているものの、素材の価値を理解している人は2、3割程度」だという。

チアシード料理とともに森恵愛PM(㊧ 大塚食品)とザ・チアコーのフォス会長(チアシードカフェで)

この課題に対応すべく、4月27日から5月4日の期間限定で、チアシード料理が味わえるほか、チアシードの世界観が体験できる「チアシードカフェ」を原宿ZipZap(東京都渋谷区)にオープン。同カフェでは「CHiA」の原料となるチアシードを西オーストラリアで生産・販売するThe ChiaCo(ザ・チアコー)とコラボレーションし、ザ・チアコーは料理に使用するチアシードなどを提供した。

ザ・チアコーの創業者のジョン・フォス会長は、同社が生産するチアシードと南米産やメキシコ産との違いについて「灌漑システムを活用して生産環境が安定しているのが特徴。南米産やメキシコ産の品質は雨量に左右され、雨量が少なければ栄養価は減り、雨量が多ければ水分含有量が多くなってしまう」と説明した。

同カフェではチアシードを使ったスペシャルメニューが有料で楽しめるほか、来店者全員に「CHia」などがプレゼントされる。チアコーオリジナルグッズが当たるくじ引きやチアシードが水分を吸収して膨らむ様子を見ることができる展示ブースも用意した。

「CHiA」では4月16日から7月15日にかけて「チョコチップ」のお試しサンプルが抽選で6千人に当たるトライアルキャンペーンを実施している。