九州海苔最終入札 生産枚数・質とも良好 後半は中級下級値が軟化

今季最終となる九州ブロックの海苔入札会が11日佐賀、12日福岡、13日熊本・全漁連の順で行われた。今シーズン当初は気温が低い日が続いた影響で秋芽・冷凍網ともに獲れ高・品質は良好。上級品・中級品などグレードの高い海苔が多く産出されたことで、相場は高値で推移した。その後、2月後半からは一転して日照時間の長い日が継続。多くの海苔に色落ちがみられる状況となったが、同月末に再び大雨や風が吹いた影響で栄養分が行き届いた良質な海苔が多く産出された。

その結果、今年度の相場はおおむね高値で推移したが、生産者が獲れ高を増やした影響で、後半から特に中級品や下モノの相場が下降した。一方、昨年は下モノの品薄感を警戒して、元来、札を入れないグレードの海苔に対しても入札した経緯があり、その分を価格転嫁できず在庫として保管している加工筋などがみられた。その影響からか、昨年から一転して3月以降は入札を見合わせる商社も多かった模様だ。