富山の“置き薬ビジネス”を範として

「オフィスグリコ」は富山の“置き薬ビジネス”を範としている。今や都市部ではオフィスの常備菓子として定着した感がある。一方、ビジネスモデルの本家本元・医薬品配置販売業は、規制緩和やネット通販、DgSチェーンの全国展開などで苦戦が続く

▼しかし、新日配薬品の右近保社長によれば「このビジネスは物流インフラであり情報インフラ。決して将来が暗いわけではない」そうだ。その根拠は、このまま少子高齢化が進むと、わが国は都市部を除き無医町村が多数誕生する可能性があるから。海外においても無医村が多いタンザニアなどアフリカ諸国で、医薬品配置販売を根付かせる取り組みが昨年スタートした

▼amazonの物流がどんなに進化しても、今欲しいものが今手に入るわけではない。特に薬品は、今この時に必要なものだ。人手不足で物流コストが上昇する可能性などを考えれば、このビジネスが再評価されるチャンスは高い

▼「温故知新」は使い古された言葉だが、新しいばかりが良いものではない、古くからあって改めて今輝くものもある。