カゴメ株主総会 長期保有株主に記念品 年間労働時間約1割削減へ

カゴメは3月28日、名古屋市内で第74回定時株主総会を開催。約2千400人の株主が会場に足を運んだ。期末の株主総数は前期比1万5千573人減の17万7千518人。株主数の増加よりも長期保有者を増やすため、今年から10年以上の長期保有株主にオリジナルの記念品を贈呈(10年を迎えた年1回限り)。「現状の平均保有年数は7年で、10年以上保有の株主は約8万人。今後も長期保有株主を増やしていきたい」(寺田直行社長)考えだ。

総会では寺田社長が同社の17年度業績、中期経営計画の進捗、18年度業績予想について説明した。17年度業績は2年連続で過去最高を更新。18年度は米国PBI社の売却により連結売上高を2千200億円から2千150億円に修正した。

18年度の課題として、飲料は「野菜生活100スムージー」「GREENS」や2つの機能性表示を保持したトマトジュースの拡大に注力。食品はトマトソースの拡大や野菜だしを使ったスープの開発を本格化。中食市場に向け、家庭用、業務用、農事業が連携し、スーパーの惣菜部門に野菜のおかずを提案していく。

農事業はトマトの収量や相場の予測制度の向上に注力。同時にベビーリーフの菜園を増やして生産量を3倍に高め、トマトに次ぐ柱に育成する。国際事業は成長が見込める中東、東欧でのトマトペーストの販売強化、セネガルでのトマト栽培事業などを進めていく。

働き方改革では「有休取得率70%を達成し、今後は80%を目標に設定。現在の1人当たり年間総労働時間は1千980時間だが、20年には1千800時間を定量目標に掲げ取り組む」(同)計画。

株主からは株主優待制度の変更、インバウンドへの対応、食の安全についてなど9人から合計15問の質問があった。