今年は“ビール改革元年” アサヒビール中部統括本部 SD史上最高の「泡品質」に

アサヒビール中部統括本部ならびにアサヒ飲料中部北陸支社が18年度の営業方針と数値目標を発表した。アサヒビール中部統括本部の総販売目標は前年比101.7%と全社計画(100.9%)を大きく上回る設定。ビール類はビール、発泡酒、新ジャンルのすべてで全社数値から1.5~4ポイント弱のプラスとする。アサヒ飲料中部北陸支社も昨年は101.2%と、全社平均(101.0%)を上回った。今年も主要6ブランドのブランド力強化を進め、シェアアップにつなげていく。

中部統括本部の18年度ビール類販売数量目標は100.8%(ビール100.0%、発泡酒99.7%、新ジャンル103.9%)、ビール類以外の酒類は110.4%(焼酎98.4%、RTD119%、洋酒107%、ワイン106.5%)を目指す。

「ビール市場全体は若干のマイナス見通しだが、名古屋駅周辺の再開発や新商業施設などの相次ぐ開業、2027年のリニア中央新幹線開通など地域の景況見通しは明るい。今後もさまざまなトレンドの商品を投入しながら市場を活性化していきたい」(江田善光執行役員中部統括本部長)とする。

ビール類では2026年の税率一本化をにらみ、ビール部門の強化を注力。「今年を”ビール改革元年”と位置付け、本腰を入れていく」(同)。

中軸看板ブランド「スーパードライ(SD)」では、さらなる価値向上、イノベーションを推進。仕込み、発酵、ろ過の工程で新たな技術を導入し、「SD」史上最高となる”泡品質”を実現。4月上旬から展開していく。

スーパードライ試飲会

昨年、期間限定で投入した「SD 瞬冷辛口」は通年で展開。20代、30代をターゲットに「SD」に続くビールの第2の柱に育てていきたい意向だ。

4月1日からビールの定義が改正されるのを受け、同17日には「アサヒグランマイルド」を新発売する。やわらかなコクとゆっくり楽しめる味わいが特徴のアルコール7%のビールで、多様化するライフスタイルに対応した新たな需要創造を目指す。

年明けからは新たにグループ入りした外国ビールの取り扱いを順次スタート。1月にオランダの「グロールシュ プレミアム ヴァイツェン」の樽生を発売したのに続き、4月からはイタリアの「ペローニ・ナストロ・アズーロ」、チェコの「ピルスナー・ウルケル」、オランダの「グロールシュ・プレミアム・ラガー」といった世界的なプレミアムブランド商品を日本国内で販売する。

新ジャンルでは主力の「クリアアサヒ」を中心にすべてのブランドでクオリティーアップを図り、2年連続で新ジャンルナンバーワンを目指す。

3月14、15日には名古屋市内で「SD」樽生の品質向上先行試飲会を開催した。2日間で約200人の取引先を招待。“泡品質”の向上をPRするとともに”提供品質”の重要性を訴え、グラス洗浄や注ぎ方などの講座も設けた。

会場では「SD」のほか、「アサヒ生ビール」「グランマイルド」「グロールシュ プレミアム ヴァイツェン」も用意。今期のビールにかける意気込みを示した。

一方、ビール類以外の酒類ではRTDをさらに強化。昨年も前年比132%と好調だった「もぎたて」は、今年もさまざまなフレーバーを投入し積極的な販促を展開。加えて3月20日から新ブランド「贅沢搾り」を立ち上げた。「もぎたて」「ウィルキンソンハード」に続くRTDの柱に育成していく。

ワインでは1月30日にエントリー層をターゲットとした「摘みたて贅沢 華やかなドライロゼ」を新発売。輸入ワインの主力ブランド「アルパカ」シリーズからは、「プレミアム」シリーズ2品を投入する。